ゲームが大好きな小学生におすすめ 日本史学習漫画 超ビジュアルシリーズ
Last Updated on 2024年10月31日 by toshi

小学生の歴史学習漫画「超ビジュアルシリーズ」が、最近になって売り切れる書店が急増しているそうです。
超ビジュアルシリーズは、時代の流れや人物ごとに1 テーマが見開きで完結する構成になっていて、合戦や人々の暮らしを再現したCGなどビジュアル要素が多く、一冊あたり約350ページにも及び小学生が読むものとしては十分すぎるほどの情報量が詰まっています。
今回は、「超ビジュアルシリーズ」について紹介していきたいと思います。
超ビジュアルシリーズとは
「超ビジュアルシリーズ」とは、戦国無双、信長の野望などのデジタルゲームや歴史もののトレーディングカードゲームのかっこいいビジュアルの作品が人気を集めているのに、そうしたテイストの日本の歴史の学習漫画がなかったことに注目した西東社が出版しました。
もともと西東社は、日本史1200人、日本の城、戦場といった大人向けのビジュアル百科シリーズを発行していましたが、児童書でもまず子供達が自分で読みたくなる本をコンセプトに見た目から入ってもらうこと、そして読者が勉強という意識を持たずに歴史に興味を持つきっかけとなるシリーズとして企画しました。
そういった流れから生まれたのが、この超ビジュアルシリーズです。
超ビジュアルシリーズの特徴、魅力
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イラストレーターに、戦国無双、信長の野望などのゲームで活躍している書き手を起用し、町並みや建造物、合戦の様子をリアルタッチのCGで再現。
歴史学習漫画も、最近では カラーのものが増えてきましたが、あくまでも絵であって超ビジュアルシリーズのように、3DCGを採用したものは珍しく、歴史読み物でほとんど見られない手法です。
また、フルカラーのイラストとCGで徹底して日本史のイメージを伝える分かりやすさがこのシリーズの特徴です。
一方で歴史的な資料もしっかり入れてあり、かっこいい人物イラストと合わせて、教科書に出てくる肖像画も掲載することで授業で習った時に見たことがあると、身構えずに入っていけるようにという工夫も施されています。
人物や歴史的な出来事を説明する文章も、用語や年号をただ覚えさせただけでなく、人間味が伝わり、身近に感じられるように力を入れてるのもおすすめです。
超ビジュアルシリーズの値段は高いの?
新品で買うと普通の日本史漫画よりは高いかもしれませんが、フルカラーで350ページというボリュームを考えると、購入する人からはコスパが良いと評価されているようです。
また、ネットや古本屋で購入すれば、比較的安価で購入できるため、もし新品にこだわらないのであれば中古本の方がいいかもしれません。
超ビジュアルシリーズの対象年齢は?
超ビジュアル日本史の対象年齢は、6歳ぐらい、小学校の低学年から読むことが可能です。
ただ、低学年だとビジュアルを眺めて、かっこいいすごいと感じる程度。
内容まで本格的に理解できるのは、中年ぐらいからでしょう。
高学年ぐらいの年齢になると「授業に出てきた人物だ」という理由で読んだり、「歴史の授業が難しいから読んでみよう」と年齢に合わせて読み方を変えてるようです。
どんなきっかけでも読むことに繋がればいいのでは良いのではないかと思います。