小学生古典(古文)の音読で偏差値が上がる?おすすめ古文の学習漫画

Last Updated on 2024年4月22日 by toshi

いくら勉強しても主要教科の成績が伸びない、点数が悪いというお子さんというのはどこにでもいるものです。

そしてその子の親御さんも「うちの子は勉強は難しいんじゃないか」とあきらめています。

ただ、そう決めつけてしまうのは少し早いかもしれません。

もしかすると勉強の仕方が間違っているだけという可能性もあります。

ではどうすれば、正しい(成績が上がる)勉強法ができるのでしょうか?

今回は子供たちが実際にやってみて、効果のあった勉強法について紹介していきたいと思います。

 

 

音読は成績を上げる

 

 

音読は国語力をアップさせるだけでなく、全ての教科について効果があることは以前の記事でも紹介しました。

その際に紹介したのは、教科書や漢文の音読でしたが、実はもっと効果上がる文章があったのです。

それは、古文です。

 

 

古文の音読が学力をアップするには一番効果が高い

 

古文は、そもそも日本語の原点と呼ばれる文章ですが、その古文を音読することが、実は国語の成績を上げるのに最も手っ取り早いやり方です。

実際に古文の音読をすることで効果があると聞いて、授業に古文の音読を取り入れた小学校がありました。

全生徒に試してみて、ほとんどの生徒は国語力だけでなく他の科目の成績も上がったそうです。

でもなぜ古文の音読をしただけで、これほど成績がでたのでしょうか。

 

古文の音読は脳の前頭前野を鍛える

 

それは古文が現代文より読むのが難しいからです。

読むことが難しければより脳を使うことになり、その結果脳の前頭前野が鍛えられます。

前頭前野が鍛えられることで、創造力や積極性、物事の処理能力、短期記憶力の向上などが期待されます。

つまり古文の音読により、前頭前野が鍛えられ結果として、他の教科の成績アップにつながったわけですね。

 

効果のでる古文の音読のやり方

 

古文をそのまま音読しても効果はありますが、より効果を求めるのであれば、古文と現代文を交互に読むことをおすすめします。

なぜかというと、古文と現代文を交互に読むことでより脳が活性化するからです。

これを50回以上、暗記するぐらいまで毎日読み込めば、より前頭前野が鍛えられ、成績にも必ず良い影響があると思います。

まずは、1日二回ぐらいから始めてみるといいと思います。

 

古文の音読はいつから?

 

古文の音読は何歳(何年生)から始めたらいいですか?と聞かれることがあります。

もちろん早い時期から始めたほうがより効果がありますが、まずは現代の日本語についてある程度勉強してからのほうがいいでしょう。

ついでに言えば古典は歴史背景が分かっていたほうが、理解しやすいという面もあります。

なので日本史の勉強が始まる6年生ぐらいがおすすめです。

ただ、中学受験で日本史の先取り勉強をしているお子さんや既に日本史の学習漫画を読んで時代背景がつかめているのであれば、4年生や5年生でも問題ないかと思います。

 

古文は何を読めばいいの?

 

では、古文の音読は何を読めばいいでしょうか。

より成果を上げたいのであれば名作を読むことをお勧めします。

教科書に掲載されているものなら間違いないですが、これだけは押さえてほしい古典の名作をいくつか紹介したいと思います。

 

小学生におすすめ古文3選

 

平家物語 琵琶法師

 


平家物語は、鎌倉時代に書かれた軍記物語です。

主に平家の栄華と滅亡について書かれています。

冒頭部の「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり」はあまりにも有名な文章なので、今さら説明するまでもないと思います。

実際に平家物語の音読をして国語の偏差値が大幅に上げた中学生がいるそうです。(その他の教科も上がったとか)

まず最初に読みたい古典文学の一つです。

 

徒然草 吉田兼好

 

日本三大随筆の一つです。

つれづれなるままに 日暮しすずりに向かいて

から始まり、自分の考えを分かりやすく伝えています。

古典文学でありながら、なぜか現代にも通じる知恵が多いように思います。

学習漫画もでているので、まずは漫画で内容を理解してから原文を読むのもいいかもしれませんね。

 

方丈記 鴨長明

 

方丈記は鎌倉時代の随筆で、徒然草同様古典三大随筆の一つです。

漢字と仮名が混ざった和漢混合文が特徴で、乱世をいかに生きるかを書いた人生論になっています。

漢字と仮名の混在が脳の刺激になるので、ぜひ読んでおきたい随筆です。

 

 

古文の音読の前に漫画であらすじを押さえる

 

古文の名作を読むことが理想ではありますが、小学生がいきなり古文の名作の音読をしても、挫折してしまう可能性はあります。

なぜかというと内容がわからないため、音読してもつまらないからです。

ではどうすればいいのかですが、まずは古典の学習漫画を読んで、古文のあらすじを押さえると良いでしょう。

大人でもそうですが、難しい本であっても内容やあらすじが分かっていれば大体の本は理解することができます。

子供の勉強法についてもこれを利用するわけです。

あらすじ、内容を理解するには学習漫画が最適なので、先ほど紹介した3つの古典の漫画を紹介します。

どれもわかりやすく勉強になりますが、特に方丈記は、水木しげる先生独特の視点から描かれているので面白いと思います。

 

 

学研まんが 日本の古典 まんがで読む 平家物語

まんがで読む 徒然草・おくのほそ道 (学研まんが日本の古典)

方丈記 (小学館文庫?マンガ古典文学)

 

漢文がなぜ脳に良いのか 下記記事からどうぞ。

小学生漢文の音読で頭がよくなる?

 

 

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