小学生随筆文で悩まない。随筆文の簡単な書き方

Last Updated on 2024年3月27日 by toshi

小学生6年生で習う随筆ですが、学校によっては宿題に随筆文がでることもあるようです。

また、中学入試の国語学習でも、論説的随筆文、文学的随筆文の二つに分類して、それぞれの読み方を学ぶようです。

ただ、いきなり随筆文を書いてきてと言われても書いたことがなかったり、そもそも随筆の勉強自体苦手であれば、困ってしまいますよね。

今回はそんな小学生のお子さんのために、随筆文の簡単な書き方について解説していきたいと思います。

 

随筆文とはどういうものか知る

 

 

随筆文を知るには、随筆の名著を一度読んでみることです。

というのは、何度も読んでいるうちに随筆の面白さや奥深さ、そして初めは何となくですが、随筆文の形が分かってくるからです。

習うより慣れろと言ったところでしょうか。

ただ名著と言っても、随筆文はいろいろあってどれを読んだらいいか分からないと思います。

有名な随筆の作品として、おすすめしたいのは、日本三大随筆の一つ「枕草子」です。

なぜなら、枕草子では作者の清少納言が随筆の基本となる部分、つまり宮廷生活や自然に触れて感じたことが書かれているからです。

もちろん、枕草子だけではなく随筆の本はたくさんあるので、3冊ぐらい選んで読めばより随筆文に対する理解が深まると思います。

 

随筆のおすすめ本については、下記記事をどうぞ。

小学生随筆はどう勉強すればいい?おすすめの本は?

 

随筆文書き方のコツ

随筆文を書くときにおさえるポイントとしては、物事をありのまま、自分の感じたことや考えを他人に分かるように書くことです。

このポイントさえきちんと押さえておけば、ほぼ問題ありません。

宿題ででたとしても、堂々と提出すればいいでしょう。

 

随筆文テーマ

 

もし、随筆文のテーマが決まっている場合(地球温暖化、オリンピックなど)は書きやすいと思います。

というのは、一からテーマを決めるとなると考えすぎてしまいなかなか決められない方もいるからです。

そんな時は身近なことに焦点を絞りましょう。

例えば、運動が好きならサッカーやバスケット、音楽が好きなら楽器のことなど自分が興味や関心があることです。

自分が好きなことなら比較的書きやすいのではないかと思います。

 

随筆文は構成を考えてから書く

 

では、随筆文の具体的な書き方です。

例えば、野球について書くとするならば、まず構成を決めてしまったほうが書きやすいでしょう。

随筆文の書き始めのコツとしては、1行目の書き出しで印象が残る書き出しにすることです。

例えば、野球を始めたきっかけで書こうとすると、僕が野球を始めたのは3歳からだと通常あまりないような感じで、書き出しで読む人の心を惹きつけることです。

後は、野球の面白さ、負けた時どう思ったか、どうやって立ち直ったのかといった具合に展開していき、最後に、今後どういったチームにしていきたいかを書きます。

随筆文の終わり方は、そこまで書いてきたことを総括して、「~だから、こうなった」とまとめます。

このような構成を考えてから、随筆文を書いていけば、文章を一から考えていくよりずっと楽に書くことができます。

 

随筆例文 野球について

では上の構成を踏まえて、実際に例文を書いてみます。

あくまで小学生の例文になりますので、簡単に書いてますが、中学生の随筆だともう少し細かい詳細に文章を書く必要があるでしょう。

 

僕が野球を始めたのは、3歳の頃高校野球をテレビで見ていて、僕もやってみたいと思い、お父さんいボールを買ってもらったからです。

野球の面白さは、チームが一体になるところで、特に、チーム力をうまく発揮して試合に勝てた時は野球をやっていてよかったなと思います。

そうはいっても、試合をする以上負けることもあります。

負けた時はすごく悔しいですが、落ち込んだあとはきちんと反省し、次回は負けないようにまた練習に励みたいと思います。

これからも、チーム力や一人一人レベルをあげ、最高のチームを作りたいです。

あくまでも例ですが、自分の考え、感想を書いているので随筆文になります。

 

小学生の随筆文書き方まとめ

 

宿題で、「随筆文書いてきてください」と言われるとほとんどの小学生は書き方がわからないので、大体のイメージで書いているのではないかと思います。

ただ、随筆文を何度か読み、そのうえで文章の構成を考え、それに沿って書いていけば随筆文はそれほど難しくありません。

随筆文はあくまで自分の考えや感想を自由に書いていくものですから、これが正しいといった正解もありません。

最初から書けないとあきらめず、まずは構成を考えた上で書いてみることをおすすめします。

 

 

 

 

 

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