スタディサプリで塾なしでも中学受験に合格できるのか?
中学受験といえば、中堅クラスまでなら塾なしで合格したという話はよく聞きますが、難関クラスであればなかなか難しいですよね。
そんな中で、プロの講師がオンライン上で授業を教えてくれるスタディサプリが巷で話題になっているようなので、果たして中学受験でどこまで通用するのか、検証してみることにしました。
スタディサプリとは?
リクルート社のスタディサプリは、小学4年生、中学生、高校生、受験生まで幅広く対応していて、4万本以上の授業をいつでも好きな時に、オンライン上で視聴することができます。
授業は、1コマ15分なので、すきま時間を利用して、あきっぽい小学生でも集中してオンライン学習することができます。
確認ドリルもあるので、どこができて、どこができないか明確にできるのもポイント高いです。
月額980円(12か月1括払いの場合)で小学生から高校生までの授業が見放題なのでかなりお得ですよね。
スタディサプリの無料体験で、中学受験の4教科検証
中学受験では、受験科目が国語、算数、理科、社会の4教科です。
スタディサプリに会員登録すると、14日間無料体験ができるので、実際に登録し検証してみました。
・国語
まず国語に関しては、基礎から普通レベルまでいっていないお子さんなら役に立ちます。
中央大学附属中学校、立教池袋中学校など、中堅までの中学なら対応できますが、応用問題が出題される、慶應義塾普通部、司馬中学校など、上位で難易度の高い中学だと厳しいものがあります。
・算数
算数に関しても基礎的な部分が多いため、基礎ができていないお子さんにはいいかもしれませんが、国語同様難関中学志望であればスタディサプリでは対応しきれてないと言っていいでしょう。
ただ、中学受験をするのであれば、志望校に関わらず、SAPIXの講師の経験もある繁田和貴先生の授業は、必見です。
・理科
理科基礎でまず基礎力をつけ、小5小6理科応用で仕上げていけば、難関中学でもある程度は対応できます。
何度も聴いて、インプットしたら、ウイニングステップなど中学受験でも通用する問題集でアウトプットし、できない部分を一から確認することが大事です。
・社会
社会は、小学講座だけでは、知識が少し足りません。
スタディサプリでは、中学生の授業も見られるので、もう少し詳しく歴史の流れや地理、政治経済を知っておけば難関中学でも十分に対策できます。
▷結論
中堅までの中学ならスタディサプリ+市販の問題集で何とかなる。
上位難関校を狙うならスタディサプリでは難しい。
中央大付属、法政大学中学部など中堅ぐらいまでなら、スタディサプリ+市販教材でも対応できますが、上位難関中学を目指すなら、SAPIX、四谷大塚、日能研など中学受験に特化した専門塾に通うか、通信教育ならZ会+一部塾利用、プロの家庭教師に頼むのがベストでしょう。
ただ、スタディサプリには今は中学受験講座はありませんが、今後は中学受験講座ができる可能性もあります。
今後に期待ですね。