私が子供のころは、自分の部屋に学習机があって、家庭学習はほぼ自分の部屋でしていました。
ただ、最近の研究で、部屋での学習よりもリビングでの学習効果のほうが高いことが認められてきました。
実際に、リビングで勉強して学校の成績が上がったり、中には子供の頃からリビングでの勉強を習慣化していて、見事東大や京大、早稲田など難関な大学に合格したお子さんも多いです。
今回は、子供がリビングで勉強でどのような効果があるのか、勉強部屋での学習は必要ないのかなどについて、紹介していきたいと思います。
子供の勉強場所は、年齢や学年によって違う
勉強する場所についてはお子さんの年齢や学年が重要です。
例えば、小学生低学年~中学年ぐらいであれば、子供は一人で勉強に集中できません。
部屋で勉強したとしても、すぐに飽きて時間だけ机の前にいたといったことも多いです。
なので子供が10歳ぐらいまでは、リビングでの学習がおすすめです。
小学校高学年~は、ある程度勉強の仕方が分かってくる年齢です。
集中して勉強もできるようになってくるので、子供部屋に切り替えても問題ありません。
もちろん、リビングでの勉強が効率が上がるのであれば、そちらでも問題ないと思います。
ただ、あくまでも一般的な例なので、お子さんの性格、環境なども考慮して選択していただきたいと思います。
中学受験をするなら、リビング、子供部屋の併用を
中学入試を受験するなら、両方使うのがベストです。
リビングだけの勉強だとどうしても、多少の雑音も入ってきます。
試験前などで集中したい時は、子供部屋を使いましょう。
リビング、子供部屋学習のメリット、デメリット
次に、それぞれの場所で勉強した場合の良い点(メリット)、(デメリット)についてみていきたいと思います。
リビング学習のメリット
・リビングで勉強をさせれば、親の目が届くので、漢字の書き順や書き方、計算問題が間違っていてもすぐに教えてあげることができる。
・周りがうるさくても集中する力がつく。
・兄弟、姉妹で勉強すると、教えたり、教わったりでき、勉強になるし、家族の絆も深まる。
・親がいることで、安心できる。
デメリット
・兄弟、姉妹が楽しそうに遊んでいるのをみてつられて遊んでしまう。
・騒がしくて勉強に集中できない。
・目の前にテレビがあるので、ついついテレビを見てしまう。
子供部屋学習のメリット
・学習に集中できれは、どんどん勉強を進めることができる。
・静かな環境で、集中して勉強に取り組むことができる。
デメリット
・やる気がおきない時は、ボーっとしたり、漫画を読んでしまったり、携帯型ゲームで遊んでしまい勉強が進まない。
・机に座っていると、親に背を向けているので、親の目が届かない。
・小学校低学年だと机での勉強はすぐに飽きてしまい、やる気が全くない状態で、ただ長く座っているだけのことがある。
リビング、子供部屋学習のまとめ
こうしてみると、リビングでの勉強に良いイメージをもたれる方もかもしれませんが、一人部屋での勉強も試験前などは大変重宝します。
一番いいのは、1人部屋とリビング両方勉強ができる環境(中学受験するなら必須)を用意し、今日は1人で集中できるので勉強部屋、今日は集中できないので、親のいるリビングで勉強などと分けることです。
そうすることで、子供の勉強習慣ややる気につなげることができます。
まずは、リビングでの勉強法を取り入れてみては、いかがでしょうか?