私が以前家庭教師をしていた時の話です。
生徒にドラえもんの地理の漫画を進めると、みんな喜んで読んでくれますが、白地図に書き込み覚える段階になると、地理の得意な子は喜んで取り組みますが、苦手な子は嫌々ながら取り組むという感じです。
地理ができない子というのは、地図や地図帳を使って、1から自分で調べて何か書いていくという作業が嫌いな子が多い気がします。
さらに、地理の教科書や参考書をみても、苦手意識があるからこそ、書いてある用語がどれも重要に見えて、肝心の覚えるべき点を見逃してしまうという悪循環に陥る可能性もあります。
・地理が苦手な子の特徴
そもそも地理が苦手というお子さんは、上に書いた点のほかにも、どう勉強していいかわからない、時間がかかりすぎるわりに成果がでないからやる気がでない、などの悪循環に陥っていることが多いです。
地理ができないお子さんの特徴をまとめると・・・
▹地理の重要事項がわからない
▹地理の勉強方法がわからない
▹時間がかかる割に成果が出ない
といったところでしょうか。
では、これらを克服し、地理ができるようになるにはどうすればいいのでしょうか?
・地理が得意な子の特徴
単純に考えれば、この正反対のことができるようになれば、いいわけです。
正反対とは・・・
▹地理の重要事項がわかるようになる
▹地理の勉強方法がわかる
▹あまり時間をかけなくても成果がでる
ですね。
そのやり方を順を追って説明します。
・白地図は、プリント学習で時間をかけず、効率的に覚える。すきま時間の有効活用を
まず、使うのは下の写真の本、中身が変わっていて学校で配られるような短時間でできる原紙プリントが、100枚ぐらい(きちんと数えてはないので正確ではないですが)ついています。
CDROMがついているので、プリントのコピーはパソコンで簡単にできます。
このプリントをちょっとしたすきま時間に、行います。
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・地理用語の覚え方
具体的なやり方としては、まず右側の『覚えよう』プリントで当てはまる用語(河川、農産物、湖、平野など)を覚えていきます。
小学生の地理で覚えなければいけない重要事項がすべて載っているので、これだけ集中して全部暗記するだけでも、かなりの効果が期待できます。
声に出して読んでみたり、ノートに書きながら暗記すればさらに効果的です。
これを時間を決めて行います。
大体、5分以内が目安ですね。
・地理のテスト
次に『書いてみよう』プリントで本当に覚えているかどうか、テスト形式でチャレンジしてみます。
できなかったところは、もう1度『覚えようプリント』で復習します。
非常にシンプルな勉強法ですが、このやり方を続けていけば、重要事項を、あまり時間をかけず覚えていくことができます。
地理が苦手であれば、まずこの本だけを集中してやってみましょう。
必ず効果がでるはずです。
ぜひ一度試してみてください。