塾=中学受験合格という図式が定着しつつあります。
確かにサピックスや四谷大塚などの有名塾に通えば、合格できる可能性は高いです。
ただ、せっかく有名塾に通っていても、なんとなく通っているだけでは何の意味もありません。
学習塾で成果を求めるなら、家庭で予習してから、塾に行って、塾で習ったことを復習して初めて結果が出ます。
もし、塾の効果を最大限に利用できないなら、むしろスマイルゼミ発展クラスやZ会中学受験コースなどの通信教育を利用し、家庭学習の中で自分なりに考え、問題を解いていったほうが、中学入試で合格する確率は何倍も上がります。
今回は、中学受験にも力を入れているZ会、スマイルゼミについてご紹介していきたいと思います。
・Z会
Z会とは、株式会社増進会ホールディングスを持ち株会社とするZ会グループが提供する教育事業の名称、並びに同社の完全子会社で事業会社である株式会社Z会を指す。 参考Wikipedia
簡単に言えば、Z会は、グループの教育部門を扱っているということですね。
Z会では、通信教育事業を行っていて、幼児、小学生、中学生、高校生、大学生、社会人まで幅広く対応しています。
通信教育でありながらその実績は、すばらしく東大、京大の合格率は有名進学塾より高い水準にあります。
また問題、通信添削問題のレベルも高く、教科書準拠というよりはオリジナルな問題が多く、基本よりも応用を中心に勉強したい人向けの内容になっています。
また、作文、論文の学習に強く東大、京大などの記述式対策に力を発揮します。
学校の勉強では簡単すぎる、中学受験を視野に入れているというお子さんは、迷わずz会をお勧めします。
・z会中学受験コースとは
とはいえ、通信講座で中学入試対策は大丈夫かと思われる方もいるかと思います。
その不安な点についても見ていきましょう。
Z会では、わかる、続けるための工夫が、教材のあちこちに網羅されています。
また保護者や学習サポートも万全です。
特筆すべきは、中学受験コースのカリキュラムです。
小学校3年生の4月に入試基礎、4年生で入試基礎力の向上、5年生で応用力の養成、6年生で実践力の養成と、まるで有名学習塾レベルのカリキュラムが組まれています。
中学受験で、市販の問題集で勉強するのは、受験情報が入ってこないため危険ですが、z会の中学受験コースなら、良質な問題と受験に必要な情報が入ってくるため、塾に通わず合格を目指すならおすすめです。
実際に、灘、麻布、開成など有名中学の合格実績も多数あります。
・スマイルゼミ
スマイルゼミとは、ジャストシステムが運営しているタブレット端末を使用した未就学児、小学生、中学生を対象とした通信教材です。
スマイルゼミ、略してスマゼミは、タブレット学習の創始者であり、タブレット学習のパイオニア的存在です。
2017 年には、小学生に最も選ばれるタブレットとして、優秀大賞に輝いています。
・スマイルゼミ発展クラス
スマイルゼミ発展クラスとは、教科書準拠の標準レベルの問題から、さらに教科書レベルを超える加えた問題を追加した応用クラスです。
標準コースに比べ、講座数が1.2倍、学習時間が1.5倍に増えます。
標準クラスから、発展クラスへのステップアップも可能です。
・中学受験にスマイルゼミ発展クラスは通用するか
さて、スマイルゼミの公式ホームページには中学受験の合格実績が書いてありませんが、応用問題を中心にした発展クラスで、果たして中学受験に合格できるのか検証していきたいと思います。
・スマイルゼミ発展クラスが中学入試に対応できているか検証
実際の内容を見て検証してみると、スマイルゼミ発展クラスだけで、中学受験に挑むのは無謀ではないかと思います。
その理由として、発展クラスは、標準クラスに応用問題が追加されただけなので、Z会と比べるとかなり難易度的にやさしいレベルだと言えます。
標準クラスと比べても、1教科あたり1、2講座程度しか増えないのも、微妙なところです。
また、中学受験の過去問も学習できるのですが、高学年にならないとチャレンジできないし、問題も1、2問という少なさ。
これでは、さすがに中学受験は難しいでしょう。
発展クラスは、あくまで標準的な生徒が、もう少し力をつけたい場合などにいいクラスなのかもしれませんね。
・まとめ
中学受験するならZ会