子供が駄々をこねた時に、親はどう対応したらよいか?

Last Updated on 2024年4月10日 by toshi

アメリカの心理学者 アブラハム・マズロー博士は、人間は自己実現に向けて絶えず成長すると仮定し、人間の欲求を5段階の階層に分けて説明しました。

最初に、空腹、睡眠など、生命の維持を求める生理的欲求があり、それが満たされると次は安全なところに住みたいと求める安全欲求、さらに家族、友人と親しく変わりたいと求める親和欲求、そして他者から価値ある存在と認められたいと求める承認欲求へと欲求の内容が進化していきます。

自己実現の欲求は、階層の頂点にあり、人が自分の能力を発揮するには、階層にある様々な欲求を満たす必要があるというのが、マズローの考えです。

 

存在を心から認めるから子供の強みを引き出す

 

もし、子供に健全な未来を望むのであれば、全ての子供が持って生まれた価値を心から信じることから始めなければいけません。

つまり、子供が将来自己実現するには、マズロー博士が提唱する、人間の5つの欲求のうちの一つ、承認欲求を満たすことが重要です。

そのためには、子供のありのままの存在受け入れることが必要になってきます。

 

子供の存在そのものを受け入れるにはどうすればいいか?

 

親が子供のことを十分に認めているつもりでも、子供が頑張ったから良い成績だったからとか、条件付きで褒めていることが意外と多いものです。

成績が抜群によく、真面目な努力家でも、疎外感や失敗の恐怖を感じている子供は少なくありません。

どんなことがあっても「あなたは私の宝物」「どんなあなたでも大好き」ときちんと愛情を伝えることで、初めて子供の承認欲求が満たされます。

 

アドバイス押し付けない

 

親は良かれと思って自分の体験やアドバイスを子供に伝えようとしますところが、子供は必ずしもいつもアドバイスを求めているわけではありません。

ただ、話を聞き受け入れて欲しいと思っているだけということも少なくありません。

子供には大人が理解し、信じてくれているという思いが必要です。

そのために子供の思いを聞くという姿勢で接すると子供はむしろ自分からアドバイスを求めるようになります。

 

要求ではなく気持ちを受け入れる

 

子供の気持ちを受け入れることと、子供の欲求を受けることは別だと言います。

子供が駄々をこねたり、自分の欲求を曲げない時は、まず子供の気持ちを受け止め認めます。

そうして、子供に自分を認められたと安心させてから、欲求を受け入れられない理由を説明したり、改めて何をしたいのかを聞き出すと良いそうです。

またその場から離れて気持ちを切り替えさせたり、ギュッと抱きしめて安心させたりすることも効果的です。

 

 

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