小学校低学年におすすめ ファーブル昆虫記
Last Updated on 2024年4月8日 by toshi
ファーブルは、世界で最も本格的に昆虫の観察をした人です。
小学生、特に男の子のほとんどは虫が好きではないかと思います。
ただ、虫が好きじゃない子や女の子でも、この本は安心して楽しめる本です。
今回は、ファーブル昆虫記について紹介していきたいと思います。
ファーブル昆虫記とは
ファーブル昆虫記の作者は、ジャン・アンリ・ファーブルで、フランス生まれの昆虫学者、博物学者です。
学校の先生をしながら昆虫の観察を続け、後に昆虫記を書いています。
ファーブルが書いた昆虫記は、完成するまで約60年かかったと言われ、本に観察した昆虫の記録と自身の思い出をまとめています。
ファーブル昆虫記の対象年齢は?
振り仮名が振ってあるので、6歳~小学校低学年から読むことができます。
ファーブル昆虫記のあらすじ
ファーブル昆虫記は、フランスの昆虫学者ファーブルが約60年かけて観察した昆虫の記録と自身の思い出をまとめた本です。
昆虫たちの不思議な修正や自然の中での役割がわかります。
ファーブルは、昆虫が大好きでとても細かく観察しています。
ファーブル昆虫記と言えば、文中に出てくる「スカラベ」という糞を転がす虫の話が一番有名ですが、そのスカラベが糞の玉を作る様子がとても事細かに書いてあります。
毎日毎日細かく昆虫を観察しているからこそ、他の人が見過ごしていたことまで発見できるのでしょうね。
観察は科学の第一歩です。
イタリアの天文・物理学者のガリレオ・ガリレイは、地球が自転しながら対応の周りを回ってることを突き止めた人ですが、彼の研究も観察が出発点でした。
また、ファーブルは、疑問に思ったことを忘れないようにきちんとメモし、疑問に対する答えが見つかるまで観察し続けたので、より深く知ることができたことも追記しておきます。
観察したことを記録する
何かを観察した時に、それを記録していくことで、いろいろな発見があります。
例えば、アリの観察は有名ですが、アリをプラスチックの透明なケースに入れて観察しながらアリの動きを記録していきます。
蟻たちが穴を掘って巣を作るところとか、餌を運び入れるところを見ることができて楽しいです。
ありも人間と同じようにみんなで協力しやって生きていることがわかります。
大事なのは、記録することです。
記録することで、ちょっとした変化にも気づくことができるでしょう。
ただ観察するだけじゃなくて記録することが大事です。
細かいことはすぐに忘れてしまうと思うので、記録していくことでちょっとした変化が分かります。
ファーブル昆虫記を読むと、そういった楽しさが分かると思います。
ファーブルはいつも虫への疑問をたくさん持っていました。
疑問を持つことによって、さらに多くのことが分かります。
例えばスカラベを観察していた時、スカラベについて知れば知るほどもっと疑問に思うことがあり、疑問に思ったことを忘れないようにきちんとメモし、疑問に対する答えが見つかるまで観察し続けたので、より深く知ることができたそうです。
そういった努力が今につながるわけですね。
実験にも積極的にチャレンジする
観察して記録したら、次は実験してみることをおすすめします。
ファーブルは丁寧な観察もしていましたが、さらに記録、そして実験することによって、その昆虫のあまり知られていない習性がわかったり、新しい発見ができたりします。
ファーブル昆虫記には、スカラベもそうですが、他にも8割が何をしているのか、なぜセミは鳴くのかといった色々な虫の話が掲載されています。
それを読めば、昆虫の世界にも、それぞれの世界があって工夫しながら生きていることが分かるでしょう。
図鑑と一緒に楽しむファーブル昆虫記
上記の本は、挿絵が比較的多くおすすめですが、挿絵があまりない本だったら、図鑑と昆虫の写真集を見ながら一緒に読むのがおすすめです。
少し高額ですが、今森光彦さんの写真集にはびっくりするような 昆虫の写真もあるので、ぜひ見てみてくださいね
ファーブル昆虫記まとめ
ファーブルの観察の記録も面白いですが、スカラベのために高いお金を払って糞を手に入れたり、スカラベの卵が入った糞の玉を子供たちに探してもらったり、観察するために色々な方法を考えるところも楽しいと思います。
ファーブル昆虫記は、いろいろな出版社から出ていますが、集英社から出版されているジュニア版 ファーブル昆虫記は、全8巻で、135ページ程度で紹介する本は、挿絵がいっぱい入っていて、分かりやすくおすすめです。
ファーブル昆虫記も小学生におすすめの本なので是非読んでみてくださいね.