幼少期から小学生のうちに図鑑と触れ合うことの重要性 おすすめ図鑑
Last Updated on 2024年11月15日 by toshi
小学校の頃に勉強もできてそのまま伸びる子と、伸び悩んでしまう子その違いはどこにあるのでしょうか?
子供の頃どんなことをするのが好きだったかという質問に対して、一つの共通点が浮かび上がってきました。
それは成績が伸びた子供や東大に合格するようなお子さんは、幼い頃から図鑑が好きでよく見ていたということです。
ちなみに、東大生が子供の時に見ていた図鑑は、花や植物、動物、鳥、昆虫、乗り物、宇宙などで、字が読めるか読めないかの幼いうちから図鑑が家にあったと言います。
ただ図鑑が家にあると言っても、全ての子供が成績が良いわけではありません。
図鑑がうちにあっても成績が悪い子はいますよね。
この違いはどうして生まれるのでしょうか?
親の役割
ここで重要になるのは親の役割です。
伸びる子の親は、図鑑を使って子供の好奇心を伸ばすという役割を果たしていました。
具体的に言えば、子供が図鑑で得た知識と現実世界の体験等を親が結びつけてあげることです。
例えば、乗り物の図鑑を見た後、電車に興味を持ったら実物を見に駅まで連れて行ったり、あるいは公園で花を見つけたら実際に図鑑でその花を探してみても良いでしょう。
そうすることで図鑑と現実体験が結びつくと、子供のワクワク感は大きくなり、「知ること」に純粋な喜びや楽しさを感じます。
それがより強い刺激となって脳に成長をもたらすのです。
このように、行動しながら楽しく学ぶことができれば、机に長時間向かわなくても良い成績が取れるようになります。
脳は図鑑が育てる
次に、図鑑が脳にもたらす影響を考えてみましょう。
本を読んでいる時は、脳の中でも言語野と呼ばれる、側頭葉や前頭葉などの部分が活性化します。
それに加えて図鑑は、必ず写真やイラストを伴いますから、図形認識や空間認知を担う領域など言語野以外の複数の脳の領域も同時に活性化できます。
このように図鑑を読むことは様々なメリットがあります。
図鑑は何歳から?対象年齢は?
子供が3、4歳ぐらいになるとどんなことに対しても「なぜ、どうして」というようになります。
親は、この「なぜ」を一時的なものにせず、4歳以降もあらゆる物事に対して疑問を持てるように導いていくことが大事です。
なので、子供に図鑑を与える時期で言うと遅くとも3、4歳までには用意してあげて欲しいです。
これは男の子でも女の子でも共通です。
なぜかと言うと、脳の仕組みにより、多くの子供は3、4歳くらいになると徐々に好き嫌いを自分で判断するようになってきます。
つまり、6歳ぐらいで図鑑を与えても、図鑑は嫌いと言われてしまうかもしれません。
反対にその前から身近にあったものは自然に好きという判断をします。
なので 好奇心をより豊かに伸ばしてあげるためには3、4歳を迎えるまでに図鑑が身近に置いてある環境が重要になってきます。
5歳以上の子を図鑑に夢中にさせる方法
3、4歳でも子供があまり図鑑に興味を示さなかったり、図鑑は読まない、嫌いなどと言われてしまうこともあるでしょう。
もしそうだとしても、子供が嫌いと言った図鑑を親が楽しそうに読んでいれば、子供は図鑑に興味を持ちます。
最初はただ親の真似をしているだけかもしれませんが、図鑑に書かれていることを話題にして話をしてあげると自然に図鑑の内容への興味が湧いてきますので、心配は要りません。
図鑑の特徴、魅力
図鑑の最大の特徴は、パッと見てゾウやシカなどの大きさを体感できる工夫がされていることです。
最近の図鑑は非常によくできていて、情報をただ網羅しているだけではなく、小さな子供でもパッと見てわかる視覚的な仕掛けが満載です。
文字が読めなくても、写真やイラスト、色使いやレイアウトの工夫、子供向けと侮れないレベルの高さは脱帽ものです。
図鑑の役割は、何かを調べるもの、調べて覚えるためのものと思われがちですが、いきなりその段階に行こうとせず、最初はただ眺めているというのが正しい使い方です。
成長の初期の段階で、親が子供に教えてあげたいのは、世の中にはたくさんのものがあるということです。
幅広い知識が、子供の地頭を良くし、学校での勉強の下支えになります。
また、図鑑の文章は、子供の理解やレベルに合わせた行為を厳選した上で作成されています。
好奇心を広げて知識を増やしてくれるだけでなく、知らず知らずのうちに言語に対する感覚も刺激してくれるのも魅力の一つです。
図鑑を見ているだけで、知っている言葉や漢字がどんどん増えていくのが分かるでしょう。
幼少期 おすすめ図鑑
0歳から4歳 子供図鑑英語付き
学研の幼児向け図鑑です。
動物、乗り物など子供が好きなジャンル別に名前や形をイラストで紹介しています。
「これは何?」「どれが好き」などと親子で会話しながら図鑑を見れば、楽しく学ぶことができます。
1から100までの絵本
愉快なお話を読みながら、1から100までの数を実際に数えて覚えることができる絵本です。
20種類以上の動物が登場するので、思わず指をさしながら数を確認したくなるでしょう。
最初は、絵本図鑑を利用する
図鑑デビューする子や、図鑑に感心のない子供たちを図鑑好きにするためには、図鑑を面白いと思ってくれるかどうかが重要です。
そのためには、まず図鑑に慣れることから始めましょう。
図鑑に慣れるステップでは、絵本を読み聞かせてあげる感覚で楽しみながら読んであげるのが良いです。
以下に、図鑑に慣れるための、おすすめ図鑑を紹介したいと思います。
自然科学系のおすすめ絵本図鑑
人体絵本 めくってわかる体の仕組み
体の内部の仕組みと働きを、リアルなイラストと仕掛けを使って解説したい絵本です。
胸の仕掛けをめくると、胸骨、肋骨筋肉が現れて体の奥までよく見えるなど面白い仕掛けも満載なので、楽しく読めると思います。
小学館図鑑NEO 本物の大きさ絵本 原寸大水族館
サメやハリセンボンなど海に生息する生き物の姿を本物の大きさで紹介した迫力満点の図鑑です。
それぞれの魚の特徴を分かりやすい言葉で楽しく紹介しています。
小学館の図鑑NEOシリーズ
星座、宇宙に関する情報量がたっぷり詰まった図鑑です。
ドラえもんが案内するDVDも分かりやすく、楽しく勉強することができます。
解説ページも面白く、飽きっぽい小学生でも楽しく勉強することができます。
小学館の図鑑NEOシリーズには、 その他にも動物 植物、化学の実験など多くの図鑑が出版されていますので、シリーズで揃えるのもいいかもしれませんね
講談社の動く図鑑 MOVE シリーズ
写真が豊富なので見るだけでも楽しい図鑑で、付属のDVDはNHKで制作されているので、なかなか見応えもあります。
思わず、博物館に行きたくなってしまうような魅力のある図鑑です。