ゲームが大好きな小学生におすすめ 日本史学習漫画 超ビジュアルシリーズ

Last Updated on 2024年3月5日 by toshi

小学生の歴史学習漫画「超ビジュアルシリーズ」が、最近になって売り切れる書店が急増しているそうです。もともと子供に人気の学習漫画で、2022年には累計発行部数130万部を突破していましたが、今は累計発行部数150万部を超える小学生に大人気の学習漫画です。

超ビジュアルシリーズは、時代の流れや人物ごとに1 テーマが見開きで完結する構成のフルカラーで、名前の通り書き下ろしのイラスト、合戦や人々の暮らしを再現したCG などビジュアル要素が多く一冊あたり約350ページにも及び小学生が読むものとしては十分すぎるほどの情報量が詰まっています。

今回は、西東社の超ビジュアルシリーズについて紹介していきたいと思います。

 

超ビジュアルシリーズとは

 

超ビジュアルシリーズとは、戦国無双、信長の野望などのデジタルゲームや歴史もののトレーディングカードゲームのかっこいいビジュアルの作品が人気を集めているのに、そうしたテイストの日本の歴史の学習漫画がなかったことに注目した西東社が出版しました。もともと西東社は、日本史1200人、日本の城、戦場といった大人向けのビジュアル百科シリーズを発行していましたが、児童書でもまず子供達が自分で読みたくなる本をコンセプトに見た目から入ってもらうこと、そして読者が勉強という意識を持たずに歴史に興味を持つきっかけとなるシリーズとして企画しました。そういった流れから生まれたのが、この超ビジュアルシリーズです。

 

超ビジュアルシリーズの魅力

 


イラストレーターに、戦国無双、信長の野望などのゲームで活躍している書き手を起用し、町並みや建造物、合戦の様子をリアルタッチのCG で再現。歴史学習漫画も、最近では カラーのものが増えてきましたが、あくまでも絵であって超ビジュアルシリーズのように、3DCGを採用したものは珍しく、歴史読み物でほとんど見られない手法です。また、フルカラーのイラストとCGで徹底して日本史のイメージを伝える分かりやすさがこのシリーズの特徴です。

一方で歴史的な資料もしっかり入れてあり、かっこいい人物イラストと合わせて、教科書に出てくる肖像画も掲載することで授業で習った時に見たことあると、身構えずに入っていけるようにという工夫も施されています。

人物や歴史的な出来事を説明する文章も、用語や年号をただ覚えさせただけでなく、人間味が伝わり、身近に感じられるように力を入れています。

 

超ビジュアルシリーズの値段は高いの?

 

価格帯は定価1500円前後とやや高めですが、フルカラーで350ページというボリュームを考えると、コスパが良いと評価されているようです。分厚い本のため、基本的には家庭で読まれていますが、東京駅や ターミナル駅の電子書籍で読む人も多かったようです。

 

超ビジュアルシリーズの対象年齢は?

 

読者の対象年齢については、社会で歴史の学習が始まる小学校中高学年を想定していたそうですが、今では低学年から上は中学生まで読書がいるようです。分量はありますが、見開き単位で進み、見せ方を工夫したことで、どの年齢層にも楽しみながら読まれているようです。低学年だと ビジュアルを眺めてかっこいいすごい、中高学年になると、「授業に出てきた人物だ」という理由で読み、中学生になると、歴史の授業が難しいから読んでみようと年齢に合わせて読み方を変えてるようです。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください