小学生におすすめ ロミオとジュリエットは、演劇の台本で楽しもう
Last Updated on 2024年4月4日 by toshi
ロミオとジュリエットは、世界的に有名な劇作家シェイクスピアンが作りました。
劇作家というのは、現役の台本を書く人のことです。
ロミオとジュリエットは、映画化もされていて、世界中の人々が知っているお話なので、ぜひ小学生にも読んでほしいところです。
今回は、ロミオとジュリエットのあらすじや魅力などについて書いていきたいと思います。
ロミオとジュリエットとは
作者は、ウィリアム・シェイクスピア イギリス生まれの劇作家で、詩人。俳優として活動した後、4代悲劇と言われるハムレット、オセロ、リア王、マクベスを始め、多くの作品を残しました。
モンタギュー家の一人息子のロミオは対立するカピュレット家の仮面舞踏会に紛れ込みます。
そこで、カピュレット家の一人娘ジュリエットと出会い、運命的な恋に落ちます。
若い2人の大恋愛とその悲しい結末を描いたお話です。
ロミオとジュリエットのあらすじ・見どころ
この物語のロミオとジュリエットの家同士の中はとても悪いです。
普段ならなかなか出会うはずがない二人ですが、ロミオがジュリエットの家で開かれた仮面舞踏会に紛れ込んで、たまたま出会ってしまい、一気に恋に落ちていきます。
舞踏会の後、ロミオはこっそり塀を乗り越えて忍び込みます。
そして、ジュリエットがそこで言ったセリフが名言です。
「ロミオ、あなたはなぜロミオなの」
その後、愛を確かめあった2人ですが、ある事件をきっかけに家同士の対立がひどくなり2人の中は引き裂かれ、ストーリーはどんどん展開していきます。
最後は、愛が強すぎて悲しい結末になってしまいます。
ロミオとジュリエットは、400年くらい前にシェイクスピアが書いたお話なので、元々は英語で書かれています。
その英語の本を、明治時代に坪内逍遙が翻訳したので、 私たちは今その訳したものを読めるわけですね。
ただ、その訳し方が坪内逍遥さん以外にもたくさんの人が訳しているので、訳の違いを比べてみるのも面白いかもしれませんね。
ロミオとジュリエットは、もともと演劇の台本として作られたので、台本のままセリフを中心に訳されている本もあります。
もちろん、普通の本のように物語のようにを読みやすく訳しているものもあります。
是非、色々な役でシェイクスピアの世界を味わってみてくださいね。
好きなセリフを見つけよう
このお話は元々が演劇の台本だけあってドラマチックなセリフが多いです。
特に、ロミオのセリフが印象的だと思います。
例えば、舞踏会で初めてジュリエットを見た時にはこんな風に言っています。
「その人の美しさはどうだ カラスに鳩が混じっているようじゃないか」
シェイクスピアは、カラスに鳩が混じっているという表現をしましたが、それくらい美しいという気持ちを表現したのでしょうね。
少し難しい表現ではありますが、自分なりにどうしてそういう表現をしたか考えてみると面白いでしょう。
ジュリエットに「どうやって塀を乗り越えてきてここまで来たのか」と尋ねられたロミオは、「恋が手引きしてくれたんです。私は水先案内人ではないけれど、あなたのような宝を手に入れるためならどんないばらの道でも構いません」と答えたと言います。
ロミオの「すぐに会いたい、でも会えない」という気持ちがストレートに伝わってくるセリフですね。
こういったシェイクスピアの作品は、小学校の劇などにも採用されることが多いですが、是非自分の家や友達同士遊ぶ時でも やってみることをおすすめします。
というのは、ロミオとジュリエットは、すばらしい恋愛劇を様々な人に気持ちを味わってほしくて作られたお話であるということです。
だから、セリフを声に出してみることでその作品や世界感をもっと楽しめると思います。
ロミオとジュリエットまとめ
ジュリエットは、13歳の女の子なので、今の日本で言うと中学生くらいですね。一方、ロミオは高校生です。
ロミオもジュリエットも裕福な家に生まれて、とても品があります。そして2人は愛し合ってるからこそ、お互いにかける言葉が情熱的です。
この2人の気持ちになって音読してみれば非常に勉強になるでしょう。
セリフが多いからとても盛り上がるし、表現力も 鍛えられるからおすすめです。