小学生の勉強が復習だけでは足りない理由 復習の後行うこととは?

Last Updated on 2024年4月16日 by toshi

一気に詰め込む勉強を習慣にしていると、次の学期に成績が稼働する可能性があるといいます。

いわゆる一夜漬けは、切羽詰まった状況にはそれなりに効き目があるものの、そうした覚えた知識を長く記憶にとどまってくれません。

覚える量は同じでも、勉強時間を分散した方が、知識が脳にとどまる時間が遥かに長くなります。

では、学んだことをより長く記憶に留めておくにはどのタイミングでもう一度触れるのが最適なのでしょうか?

ドイツの心理学者ヘルマンエビングハウスが、人間の長期記憶について研究した結果、提唱されたのがエビングハウスの忘却曲線です。

意味のないアルファベットを記憶させた後、どれだけ記憶を保持できるか実験を行った結果、20分後には42%が忘れているという結果になりました。

エビングハウスの忘却曲線とその後の研究の結果、復習の最適なタイミングが分かりました。

 

復習はどのタイミングでするのがいい

 

エビングハウスの忘却曲線とその後の研究の結果、復習の最適なタイミングが分かりました。

復習までの間隔は、仮に試験が8日後だとしたら、今日勉強したことは20分後に復習、2回目は翌日、試験前日の3回に分けて同じことを勉強した方が、その記憶はしっかりと頭に残ります。

この結果からも、間隔を開けて反復学習を行うことは、長期間記憶にとどめるための効果的なやり方であることが分かるでしょう。

 

インプットとアウトプットの重要性

 

さらに、重要なことは脳の中に情報を入れる、つまりインプットしたことをアウトプットする、つまり脳の中に入ってきた情報を処理し、外界に出力することで、より長く記憶に留めておくことようにすることです。

例えば、本を読むのはインプット、その感想を友人に話すことはアウトプットになります。

本の感想を文章に書くのもアウトプットですし、 本の内容を元に実際に行動してみることもアウトプットです。

勉強で言うなら 教科書を読むのがインプット、問題集を解くテストを受ける、理解した内容を友人に説明する教えるのも アウトプットです。

インプットすると脳の中の情報や知識が増えます。

しかし、インプットだけでは現実的な変化は何一つ 起きません。

一方、アウトプットは行動です。

アウトプットして初めて現実世界に対して変化や影響を与えることができるのです。

本をたくさん読んでも全く行動しなければ、現実の世界は何一つ変化することはありません。

インプットは脳内世界が変化するだけなので、アウトプットして初めて現実世界を変えることができます。

 

かける時間の割合は、暗記 3 問題集 7が理想

小学生や受験生に限らず、社会人になっても試験など各種試験を受験する機会は多いと思います。

ただ、できるだけ短時間で効率的に勉強して最大の結果を残したいですよね。

試験の時は教科書で勉強してもいいですし、問題集で勉強してもいい、模擬テストなど実践的な勉強するのか、どういった勉強の仕方がより効率的に記憶できるのでしょうか?

記憶においては、インプットよりもアウトプットに重きを置くことが重要です。

ですから、できるだけたくさんの問題を解くということは、記憶に残すという意味では理にかなってるわけです。

繰り返しになりますが、教科書や参考書を読むというのはインプット、問題集、過去問を解く、模擬試験を受けるというのはアウトプットです。

ただ、教科書を反復して暗記するだけでは記憶には残りません。問題を解く=知識を使うことで記憶に残そうとするのです。

ちなみに、インプット、アウトプットの比率は3対7です。

短時間で教科書を暗記し、残りの時間を問題を解くことに集中する。

これが最も効率的な勉強法といえます。

 

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