東大生おすすめ 賢い子供の知性を育てる名作「モモ」は小学生のうちに読もう

Last Updated on 2025年8月11日 by toshi

日本で40年以上愛され、語り継がれている名作「モモ」は、東大生が小学生の時に読んで感銘を受けた本としても常に上位にランクインしています。

また、劇団四季の舞台でも1978年に「モモと時間泥棒」というタイトルで上演されています。

では、これほどまでに、日本人に愛され語り継がれる「モモ」の魅力とは一体何でしょうか?

今回は、名作「モモ」について紹介していきたいと思います。

 

「モモ」とは

 

モモは、ドイツの作家であるミヒャエル・エンデにより1973年に発表された児童文学作品です。

1974年にはドイツ児童文学賞を受賞しています。

発行部数は、一位はドイツ、2位は日本で、ドイツの名作でありながら日本においても人気の作品の一つです。

女優の小泉今日子さんがファンだったり、ドラマ「35歳の少女」では「モモ」の中で登場する名言が何度も使われていることからも、日本人に愛されている作品であることが分かります。

「モモ」を一言で言うなら、時間を大切にすることをテーマにしたファンタジー小説です。

著者のエンデは、この本を通じて「時間を大切にしないと不幸になるよ」と子供たちに分かりやすく教えてくれます。

ちなみに、エンデの他の作品として、「はてしない物語」が有名です。

はてしない物語は、映画ネバーエンディングストーリーの原作と言われています。

機会があれば、こちらの本や映画も見てみてくださいね。

 

エンデの作品はモモだけじゃない 「はてしない物語」も子供の国語力を上げる効果がある

 

モモの本は、3種類ある

 

「モモ」は、岩波書店から出版されていますが、箱入りのハードカバー版と文庫版、愛蔵版があります。

翻訳は、どれも同じ大島かおりさん訳で作品の中身は同じですので、後は用途によって選んでみて下さい。

手軽に持ち運びたいなら、文庫本でも良いですが、いつまでも大切に保管しておきたいならハードカバー版や贅沢な愛蔵版を購入しても良いかと思います。

ちなみに、私がお勧めしたいのは愛蔵版です。

本は、美しい化粧箱に入っていて、箱の表には懐中時計と亀のカシオペイアの絵が描かれています。

また、本文には焦げ茶色のインクで書かれているため、非常に読みやすいです。

モモ好きなら検討してみるのも良いかもしれません。

「モモ」の登場人物

 

モモ 本作品の主人公。10歳ぐらいの不思議な少女で、いつも裸足でボロボロの服を着ているのが特徴です。話しを聴くのがとても上手で、誰にでも好かれる不思議な魅力をもっています。

灰色の男 通称「時間泥棒」。住民を騙し、時間貯蓄銀行に時間を預けさせる。

道路掃除婦のベッポ モモの友達で仕事をとても丁寧に行う。

観光案内のジジ モモの友達で夢は大金持ちになること。適当な観光案内が得意。

 

「モモ」のあらすじ・内容

 

主人公の不思議な少女モモは、いつも裸足でボロボロの服を着ています。

ある施設から逃げてきて、今は円形劇場の廃墟に住んでいます。

不憫に思った住人たちは、モモの面倒を見ることになりました。

モモは話を聴くのがとても上手で、モモと話しているとみんな幸せな気分になります。

そして、いつの間にかモモは住人にとって欠かすことのできない存在になっていたのです。

ある時、時間泥棒、灰色の男たちがやってきます。

男たちは時間を節約するのに時間貯蓄銀行に時間を預けることを提案し、住人たちは誤って時間を預けてしまいます。

ただ、時間を預けてからというもの、みんな心の余裕を失くし、イライラするようになりました。

モモはそのことに気づき抗議するのですが、灰色の男たちに目をつけられてしまいます。

モモは、灰色の男達から時間を取り戻せるのでしょうか?

後は実際に読んでモモのの世界感を味わってみて下さい。

 

「モモ」の対象年齢は?

では、モモは何歳ぐらいから読むことができるのでしょうか?

私の中では、大人でも楽しめる本と捉えているので、低学年、中学年で内容まで理解するにはなかなか難しいと思います。

もし低学年や中学年の子供が読むのであれば、親が音読してあげるなどのサポートが必要になるでしょう。

対象年齢は11歳〜小学5、6年生ぐらいなら問題なく読めると思います。

 

モモには絵本版もある

 

モモ(絵本版)

「モモ」の絵本版は、ミヒャエル・エンデの原作を基にした物語で、 2024年10月に出版されました。

絵本版でも原作同様、時間の使い方や人間関係の大切さについてのメッセージが強調されており、子どもたちにとっても理解しやすい形で描かれています。

 

「モモ」絵本版の魅力・特徴

絵のセンスが秀逸

本と絵本の違いといえば、やはりそこに描かれている絵に尽きると思います。

絵を手がけているのは、シモーナ・チェッカレッリで、科学者として半生を送った後、子供の頃の夢を叶えるために鉛筆を手に取り、2016年以来 世界中のたくさんの出版社のために子供の本や大人の本の挿絵を描いています。

彼女の絵は非常に緻密に描かれているので、思わず絵本の世界にのめり込んでしまうでしょう。

翻訳

もう一つの魅力としては、翻訳家の存在です。

いくらモモの原作が素晴らしくても、訳し方によっては読者が受け止めるイメージやメッセージが変わってきてしまいます。

そのあたりはセンスが問われるのでしょうね。

もちろん翻訳も一流の方が手がけています。

翻訳家である、松永美穂さんは、早稲田大学文学学術院教授でもあります。

訳書には、ヨハンナの電車のたび、へッセの車輪の下で、マルテの手記など多数あります。

絵本の内容だけでなく、翻訳家としてのセンスを楽しみながら、読むだけでも一度は読んでみる価値はあるかと思います。

 

振り仮名がきちんと振ってある

漢字にはひらがなで振り仮名が振ってありますし、 T のようなイニシャルに関してもカタカナで 振り仮名が振ってあるります。

なので 小さいお子さんでも楽しく読めると思います。

 

本と絵本の内容は違うの?

 

主人公のモモは、古い円形劇場の廃墟に住む小さな女の子です。

彼女は、周囲の人々と深い絆を持ち、特に子どもたちや大人たちの話を聞くことが得意です。

モモに話しを聴いてもらった大人はみんな幸せになるのでした。

モモには親友が2人います。

観光案内のジジと道路掃除婦のベッポです。

本と絵本の1番の違いは、絵本ではベッポとの会話に焦点が充てられているところです。

2人の会話のやり取りが深く考えさせられる内容になっているので、じっくり時間をかけて読んでみて下さい。

あまり書いてしまうとネタバレになってしまうのでかきませんが、「モモ」の絵本版も、子どもたちに大切な価値観を伝える内容となっていますので、機会があったら是非読んでみてください。

 

「モモ」がなぜおすすめなのか

児童書「モモ」の魅力は他にもたくさんあります。

まずは、主人公のモモが非常に魅力的なキャラクターであること。

モモは、明るく優しい性格なので、誰からも好かれ、人々の心を癒す力を持っています。

さらに、モモが悪い力に立ち向かう姿勢や勇気も見習いたいところです。

 

時間の大切さを教えてくれる

2つ目は、物語を通じて、時間の大切さを教えてくれることです。

時間泥棒に 時間を奪われた住人たちは、まるで現代社会の私たちのように1分1秒忙しく過ごすことになります。

ただそれでは生きていても楽しくないですよね。

人生には余裕をもって話をしたり、のんびり過ごす時間も大事です。

子供の時のように何もしないでボーッとしたり、外で子供とキャッチボールをしたり、遊んだり、山や海などに出かけて自然に触れ合ってみる、そんなちょっとした出来事の大切さに気づかせてくれます。

 

人生に役立つ名言が多い

3つ目の魅力は、ももの作品にでてくる名言です。

子供の時に読んでも、何かを感じたり、気づかなかった言葉でも、大人になると心に訴えかける言葉はあるものです。

私が好きな名言を二つ紹介します。

 

モモ名言1

一度に道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるかな?つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひと吐きのことだけ考えるんだ。いつもただつぎのことだけな。

 

※道路掃除のベッポがモモに伝えた言葉です。

一度に全部しようとすると途中で挫折してしまう。それなら一つずつでも確実に行ったほうが良い。

一つずつでも達成できる可能性は上がっていくのだから・・・

勉強、スポーツ、仕事などすべてのことに応用できる名言です。

 

モモ名言2

人間はじぶんの時間をどうするかは、じぶんできめなくてはならないからだよ。だから時間をぬすまれないよう守ることだって自分でやらなければならない。

 

※最近は、スマホでいろいろな情報が手に入ります。また、スマホ依存が問題になっているようです。

スマホは上手に使えばためになることもありますが、大半は無意味な動画などを見て時間の無駄になってしまうことが多いです。

そうならないためにも できるだけスマホは使わないことも必要です。

そのほかゲーム、テレビなど時間を奪われるものはたくさんあるでしょう。

できれば、これからの自分を成長させることに時間を使いたいものです。

 

まとめ

モモは、物語の中で時間を大切にすることや友情の大切さがテーマとして描かれており、子供でも大人でも楽しめる本です。

そして本を通して作者の深いメッセージが込められています。

そのメッセージとは、子供にはモモが悪い力に立ち向かう姿勢や勇気を、大人には、時間に追われて生活している現代社会だからこそ、ゆったりした時間の大切さや子供のころ持っていた感情を改めて思い出してほしいということだと思います。

全体としては、モモは心温まる物語であり、読者に多くの感動と教訓を与えてくれる作品です。

機会があれば是非、読んでみてください。

 

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