幼少期から行いたい ハーバード流の読み聞かせやり方は?どんな効果があるの?

Last Updated on 2024年4月15日 by toshi

ハーバード大学などを中心に、アメリカの研究者が提唱している子供と対話をしながら行う絵本の読み聞かせを、ダイアロジックリーディングといいますが、まだ日本では一般的ではありません。

ただ、幼少期の子供に対する読み聞かせの重要性は多くの人が認識していますし、 私のブログでも東大生の読み聞かせということで紹介しています。

小さなお子さんを持つ親御さんの多くは、どんな効果を期待して読み聞かせをしているのでしょうか?

日本人の読み聞かせの目的には、言語教育のためや親子のコミュニケーションを図るため、本好きになってもらうため、教育のため、集中力を養うためなどがあります。

その日本流のやり方ももちろん良いのですが、そのやり方を少し変えるだけで、読み聞かせの質はさらに上がります。そして子供の能力をさらに伸ばすことができる可能性もあるのです。

今回は、ダイアロジックリーディングのやり方を中心に子供の思考力と伝える力を育む読み聞かせとはどんなものかなどを紹介していきたいと思います。

 

ダイアロジックリーディングとは

 

参考:ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ

 

ダイアロジックリーディングとは、ハーバード大学をはじめとしたアメリカの大学で、言語教育を中心に考案された読み方の手法です。

絵本は、子供に新しい言葉や表現を教えてくれる最高の学習教材です。

読み聞かせの時に大人が使用する絵本は、長きにわたって読み継がれた本であり、その一つ一つの言葉は、子供にとって日常とは違った美しく、吟味された言葉のため、子供の感性に深く影響を与えるでしょう。

ちなみに、ダイアロジックリーディングを実践すると言葉の発達だけでなく、伝える力や思考力、読解力をはじめとする様々な能力を育むことができます。

 

読み聞かせに対しての日本と諸外国の子供たちとの違い

 

この本の著者によると、日本の読み聞かせは、勉強というよりは親の気持ちが強いと言います。 どういうことかと言うと、本を好きになってもらいたい、豊かな感性を養いたいと言った目的のために読み聞かせを行うことが多いです。

これに対してアメリカやフランス、ドイツなどヨーロッパなどの国の親は、はっきりと言葉を教えるために絵本を読み聞かせるという目的を持っています。

外国人は、自分がきちんと教えなければ自分の子供が文字を読み書きできるようにならないという危機感を持っているからです。 つまり、勉強として絵本の読み聞かせをするわけです。

それに比べると日本人は優しいし、実践的ではないのかもしれませんね。

もう一つ違う点としては、日本では読み聞かせをする時、親子であまり会話をしません。親は絵本の文章をひたすら読んでいき、子供はそれを黙って聞いてることが多いのではないでしょうか。

親子ともに何かを問いかけたり、口を挟んだりといったことがほとんどないのです。

それに比べて外国では 読み聞かせの最中も非常に多くの質問をします。

子供が質問すれば、それに応答する親の発話数も当然多くなります。外国の親子の読み聞かせはとにかく親子間のやり取りを重視するのです。

 

なぜダイアロジックリーディングで思考力や伝える力が上がるのか

 

考える力、伝える力というものは、本来一朝一夕で身につけられるものではありません。

しかし、こうした外国式の読み方をすることで、小さな時から自分で考えたり、伝える経験を積むことになります。

親の前と言っても人前であることには変わりありません。そこで、自分の意見をきちんと述べることにより、だんだんと話す力や考えをまとめる力がついていきます。

また、対話の時間が増えることで、親子のコミュニケーションをより深く図ることができるし、物ごとを分析する癖をつけることで、読解力、本を読み込む技術、想像力などが強化できる。

外国では子供は小さい時から、何度もそのような訓練をしているので、彼らの強みになっているようです。

 

 

 

 

 

 

 

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