親が子供の話をきちんと聞くとなぜ学力が高くなるのか?

Last Updated on 2024年2月28日 by toshi

子供は、大人にしてみれば何が面白いのかよくわからないような話や、とりとめもない話をたくさんしたがります。

今日は誰と遊んだか食べたものや好きな本、空想などこのまま無条件に聞いてもらえることで、安心感を抱いたり、落ち着いたり、認められたという喜びを感じます。

話を聞いてあげると、子供は話すことが楽しい、話すと心が楽になると感じ、もっと話したいと思うようになります。

そこから豊かな表現力や語彙力も育まれていきます。

あるアンケートによると、家の人にしっかり話を聞いてもらったと答えた子供は、学力が高い傾向が見られました。

子供の話をきちんと聞いてあげるかどうかで学力にも影響を及ぼすようです。

 

子供の話はどうやって聞けばいいか

アメリカの臨床心理学 では、アクティブリスニング 積極的傾聴が推奨されています 。

聞くとは 傾聴する心を込めて聞くということですが、傾聴する側にも大切な 3つの要素があります。

1つは共感的理解、 2つ目は無条件の肯定的関心、 3番目には自己一致を上げています。

どれも 表面が 専門的で 漠然としていますが、 分かりやすくまとめると 次のようになります。

 共感する

子供が話をしている時は、子供の立場になって共感しながら聞いてあげます。

疲れたと言ってきたら、「疲れたね」と子供の言葉を繰り返したり、「そうなんだね」と 挨拶を送ったり、頷いたりしながら聞きます。

 

子供の話を否定しない

主役はあくまでも話し相手である子供であり、立場が逆転しないように気をつけます。

そのためには、何々した方がいい、何々しなさいなどと大人の意見を押しつけず、 質問もできるだけ手短にし、話題を変えないようにします。

たとえ、子供の話が間違った内容でも、でも、だけどと否定せず肯定的に話を聞きます。

子供が間違ったやり方で何かしてしまった場合でも、まずは否定せず、共感してあげてから、意見、アドバイスを伝えると子供は素直に受け入れやすくなります 。

 

話の内容をよく確認する

子供の話でわからないところをそのまま 聞き流してしまうと、子供は話は真剣に聞いてくれないと感じてしまいます。

分からない時は質問し 詳しい内容を確認しましょう。

 

聞いてあげられる余裕を持つ

ストレスや過労でイライラしたり、疲れていたりすると、子供が話しかけても上の空になってしまいます。

子供の話をしっかり聞いてあげるには、大人の方も 心身ともに余裕が必要です。

例えば、仕事などで忙しく疲れてしまった時は、お弁当を買ってきたり、出前を取るなどして、なるべくリラックスできる時間を持つようにすると良いでしょう。

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