小学校高学年におすすめぼくらの七日間戦争 評判・感想

Last Updated on 2024年4月15日 by toshi

ぼくらの七日間戦争をしっていますか?

東京下町の中学校に通う1年2組の男性と全員が河川敷にあった廃工場を開放区と呼び籠城し、女子生徒たちと協力し合い教師が大人を相手に起こした反乱を起こした人気の児童小説です。

そのほかにもぼくらのシリーズとして、ぼくらの天使ゲーム、ぼくらの冒険といったシリーズは現在まで続き、子供達から絶大な人気を集めてきました。

シリーズ全体では、角川文庫、角川つばさ文庫で計40巻、1700万部に達し、ポプラ社のハードカバー版も143万部が出ています。

今回は、ぼくらの七日間戦争について紹介していきたいと思います。

 

ぼくらの七日間戦争とは

 

ぼくらの七日間戦争とは、子供達から絶大な人気を集めてきた児童向け小説で、昭和から令和の時代まで何世代にも渡って読み継がれてきた名作です。

作者は、名古屋日本大学芸術学部卒業した、宗田修さんです。ぼくらの七日間戦争に始まるぼくらシリーズがベストセラーになり、現在も年2冊は書き下ろししているそうです。

ぼくらの七日間戦争の内容を簡単に説明すると、明日から夏休みという日東京下町の中学校に通う1年2組の男性と全員が突然姿を消しました。 河川敷にあった廃工場を開放区と呼び籠城。 女子生徒たちと協力し合い教師が大人を相手起こした反乱の行方はどうなるのか?といった内容の本です。

大人になってみるとなかなか現実では考えられないような内容ではありますが、そこが子供の視点からみれば共感でき、面白いと感じるところかもしれません。

主人公菊池英治も親友の相原徹もみんな普通の子供です。 特別な才能があるわけじゃないし、とりわけ勉強ができるわけでもない。普通の子だからこそ普通の小学生である自分と重ねて考えられたのかもしれません。

ただ、内容的に中学年では若干難しいかもいれないので、対象年齢は11歳ぐらいの高学年かと思います。

 

ぼくらの七日間戦争はもともとは子供向けに書いたものではなかった

 

著者の宗田修さんによると、ぼくらの7日間戦争はもともとは子供のために書いた本ではないと言います。

1980年代は理不尽なまでの管理教育や校内暴力が広がり、学校が荒れていました。

子供が先生に殴られたり、いじめられたりする時代です。

そんな子供たちが大人になって、自分たちは体制批判をしていたのに、自分の子供には親や学校の言うことを聞けと言う、それはちょっと違うんじゃないかと思い、子供の視点から大人に立ち向かうお話を書こうとしたのが、ぼくらの7日間戦争が生まれたきっかけだそうです。

 

ぼくらの七日間戦争の魅力とは

 

中学生という思春期真っ只中で、大人に何でも反抗したくなる年頃の少年少女たちが、 大人に対して反旗を覆すその様は呼んでいて痛快です。

大人になれば彼らのようなみずみずしい可能性は残念ながらないと思いますが、読んでいくうちに昔のことを思いださずにいられないでしょう。

しかし一方で、彼らは彼らなりに真面目に考えていて、それを子供だからという理由で押さえつける大人はやはり間違っていると大人になった今でも感じます。 年齢関係なく一人一人と対等に向き合うことが大切なのことを改めて教えてくれる魅力的な作品です。

 

ぼくらの七日間戦争は映画化もされている

 

 

当時大人気だった、宮沢りえさんが主演の映画だったため、公開後すぐに評判になったそうです。製作は角川春樹事務所、配給は東宝。公開は1988年8月13日。 上映時間は94分でした。

ぼくらの七日間戦争の主題歌は、TM NETWORK のセブンデイズです。

主演の中山ひとみは宮沢りえさんが担当していますが、その他にも教師役の西脇由布子は、賀来千香子さんが、また担任の八代譲一には、佐野史郎さんなど豪華メンバーで構成されています。

原作好きなら是非一度見てみても良いのかもしれませんね。

ちなみに、ぼくらの七日間戦争は、2も映画化されており、1991年7月に松竹劇場にて公開されています。

主題歌を歌っているのはBBクイーンズで、ぼくらの七日間戦争 7 Days Dreamです。ぼくらシリーズの第10作「ぼくらの秘島探検隊」原作に、沖縄を舞台に描かれています

 

ぼくらの7日間戦争は、アニメ版映画もある

 

製作、配給は KADOKAWA、ギャガで、公開は2019年12月13日。 上映時間は88分です。

ぼくらの7日間戦争から30年後の2020年を舞台にした物語なので、ぼくらの七日間戦争の7が漢数字ではなく、アラビア語の7になっているのも特徴です。

ぼくらの7日間戦争の主題歌は、SANOI BUKI 「決戦前夜」「 おまじない」「スピリット」です。原作好きなら是非一度見てみても良いのかもしれませんね。

 

ぼくらシリーズとは

 

ぼくらシリーズは、宗田修さんによる児童小説シリーズですが、ではその作品数はどれぐらいでているのでしょうか。

ぼくらストーリーの出ている作品は以下の通りです。

 

  1. ぼくらの7日間戦争
  2. ぼくら天使ゲーム
  3. ぼくらの大冒険
  4. ぼくらのと7人の盗賊たち
  5. ぼくらの学校戦争
  6. ぼくらのデスゲーム
  7. ぼくらの南の島戦争
  8. ぼくらのやバイト作戦
  9. ぼくらのC計画
  10. ぼくらの怪盗戦争
  11. ぼくらの黒会社 戦争
  12. ぼくらの修学旅行
  13. ぼくらのテーマパーク決戦
  14. ぼくらの体育祭
  15. ぼくらの太平洋戦争
  16. ぼくらの1日校長
  17. ぼくらのいたずらバトル
  18. ぼくらのマル秘学園祭
  19. ぼくらの無人島 戦争
  20. ぼくらのハイジャック戦争
  21. ぼくらの消えた学校
  22. ぼくらの卒業いたずら大作戦 上下
  23. ぼくらの大脱走
  24. ぼくらのミステリー列車
  25. ぼくらの宝探し
  26. 僕らの地下迷路
  27. 劇場版アニメ ぼくらの7日間戦争
  28. ぼくらのメリークリスマス
  29. ぼくらのいじめ教室作戦
  30. ぼくらの第9殺人事件
  31. ぼくらの秘密結社
  32. ぼくらの復活大作戦

 

劇場版アニメは、小説と基本同じなので読まなくても大丈夫です。

ちなみに出版社としては、漢字が少なめで文字が大きい 角川つばさ出版、角川出版の角川文庫。Kindle版は角川出版しか出てません。 徳間文庫版では、教師遍を描いています。

選ぶ際は、児童向けには角川つばさ、 Kindle派は角川文庫。大人はポプラ社で選ぶと良いと思います。

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