小学校高学年のうちに読んでおきたい SFの名作 気まぐれロボット

Last Updated on 2024年4月8日 by toshi

気まぐれロボットとは

 

気まぐれロボットとは、SF作家の星新一によるショートショート集です。 この作品は大人と子供のための小説として綴られています。

作者の星新一さんは、東京生まれで 東京大学農学部卒業しています。 1957年に「エキストラ」でデビュー。 代表作に「ボッコちゃん」 「盗賊会社」「気まぐれロボット」などがあります。

日本SF作家クラブの初代会長で1968年に妄想銀行及び過去の業績により日本推理作家協会賞を受賞 。

1983年に目標だった ショートショート1001を達成しました。

星新一さんのショートショートについて、作品名はわかるけど、どの短編集に入っているのかわからないという方もいると思います。

その時は、星新一公式サイトのホシヅル図書館にある「あいうえお」のリストで確認するといいでしょう。

また、これまでに国内で刊行された全ての短編作品が収録されている全てのアンソロジーは、アンソロジーリストで見ることができます。

 

星新一のショートショートは、絵本や漫画でも出版されている

 

星新一ショートショートは絵本シリーズも出ています。 絵本で有名なのは、ユキコちゃんのしかえし、友を失った夜 とりひき、サーカスの旅 薬と夢などが有名です。

 


また、秋田書店からは コミック版も出ており、午後の恐竜 空への門 親しみの悪魔 宇宙からの客が出ています。

コミック版の特徴としては 、一つの話だけではなく、いくつかのショートショートの話が収録されているのは 小説版と変わらないですが、いろいろな漫画家がイラストを担当しているので ショートショートの世界をその漫画家の世界観で楽しむことができます。

ちなみに、収録されている漫画は、小説版と違って絵を多用しているので、文字も少なくどれも 4コマ漫画のように読めると思います。

4コマ漫画の代表作としては サザエさんがありますが、最後に必ずオチがあります。 星さんの作品は、びっくりするようなオチが多いので、こういった点も勉強になるかもしれませんね。

 

気まぐれロボットのあらすじ

 

お金持ちのN氏は、博士が最も優秀と自慢するロボットを購入しました。

でも少しずつロボットの様子がおかしくなり、時々暴れたり、逃げたりするようになりました。 N氏は、ひどいロボットを買わされたと怒り、博士に文句を言いますが…

星新一さんの独特のアイディアと特殊な展開が、この物語を魅力的に彩っています。

ロボットと人間の共存や便利な機械の故障による生活の描写が読者を引き込むことでしょう。

 

気まぐれロボットで、 話の組み立て方を学ぶ

 

気まぐれロボットは、たくさんの話をまとめた短編集です。1つ1つは とても短いけれど、どのお話にもちゃんと起承転結があります。 起承転結は話の組み立て方のことを言います。

起は物語の始まりのことで、つかみの部分、承は、続きの話、転は、ところがこんなことが起きましたっていうちょっと変化が出てくること、結は実はこうでしたという結論の話です。

きまぐれロボットは、話が短いので起承転結がとても分かりやすいのが特徴で、4コマ漫画みたいに展開が早く、楽しく読むことができます。 ちなみに 起承転結の他にも、序論、本論、結論のように3つに分けて文章構成を考えるやり方も有名なので 、覚えといて損はないかもしれません。

ただ、このような短い文章も簡単に書けるわけではありません。

どういう順番で書けばいいのか、作品を何度も読んで組み立て方を考えてる必要があります。

起承転結・序論、本論、結論は、作文や読書感想文にも役立つので、是非意識して文章を書くようにしてみてください。

 

本を読んだらみんなに話してみる

 

本を読んだ後に、あらすじや感想をみんなに話すことで要約する練習にもなります。

あらすじをきちんとまとめられるようになると、 コミュニケーション能力がついたり、読書感想文 なども容易に書けるようになります。

これをアウトプットするということになりますが、 最近の学習法で非常に注目されています。

大人の方は、アウトプット大全を読めば、自分にとっても子供にとっても役に立つと思います。

 

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