2年生の算数、初めての単位(mm、cm)定規の使い方の勉強法
小学2年生の5月から、算数の授業で単位(mm「ミリ」、cm「センチ」)が始まります。
昔から、算数の単位の問題は小学生にとって難易度が高いと言われていて、長さの問題でつまずく子供も多いと聞きます。
確かに、1年生の算数では足し算や引き算など簡単な計算問題しか勉強してないのに、2年生になったからといっていきなり「3cm5mmは何mm」とか「25mmは何cm」と聞かれても、「わからない」と答えてしまうのも無理はありません。
娘も初めて算数の単位の問題を解いた時は、意味を理解するのに時間がかかりずいぶん苦労しました。
最終的には、私が娘にcm、mmといった単位や長さの考え方、覚え方について教え何とか理解してもらうことができました。
もし、算数の単位の問題でお子さんが躓いているのであれば参考にしてみてください。
長さの最小単位mmとは
まずは、長さの最小単位mmという未知の用語から理解しなければいけません。
算数の教科書には・・・
1cmを同じ長さに、10に分けた1つ分の長さを1ミリメートルといい、1mmと書きます。mmも長さのたんいです。
新しい算数2上
と書かれています。
地域の違いはあれ、このあたりの文章はどの教科書でもあまり変わりはないと思われます。
mm(ミリメートル)という未知の単位を、まずは紙に書くなり、暗唱させるなりして覚えてしまいましょう。
私がお勧めする、算数の単位の覚え方は「書くこと」です。
紙にひたすら書いて覚えるのもいいですが、最近流行しているブギーボードに書いて覚えるのもいいと思います。
![]() |
ブギーボードとは
ブギーボードとは、電子メモパットでタッチペンを使い文字や絵を書くことができます。
電池式で、ボタンを押すだけで簡単に文字や絵を消すことができるので紙代がかかりません。(電池一個分で約10万回書けるそうです)
値段も数千円単位で買えます。
軽いので、持ち運びも簡単です。
また、書かせる練習のほかにも、子供に教える際の黒板代わりにも使えます。
ブギ―ボードは、書店などに置いてあることもあるので、ぜひ一度体験してみてください。
mmの書き方を覚えたら、次に意味を理解し定規を使ってmmはどのぐらいの大きさなのかを実際に見せます。
教科書だけ見ても、理解力が深まらないので、必ず定規も併用することをお勧めします。
なぜかと言えば、算数や理科の学習においては、特に、見る、声に出す、書く、実際に経験するなどして覚えたほうが、より深い理解力につながるからです。
騙されたと思って、試してみてください。
長さの単位cmとは
さて今度はcmです。
cmの意味は
長さは、1センチメートルが、いくつ分あるかであらわします。センチメートルは長さのたんいで、cmと書きます。 新しい算数2上
です。
cmについても、読み方、書き方、意味を覚えたら定規でどのぐらいの長さか確認します。
面倒なようでも手順を踏んでで覚えていくやり方が最短で覚える方法になりますので、きっちり覚えて自分のものにしてしまいましょう。
定規で様々なものを計ろう
mmやcmがある程度理解できたら、次に定規を使う練習をしていきます。
いろいろな身近にあるものをどんどん計っていきましょう。
最初は消しゴムや鉛筆など計りやすいものから計っていくのがコツです。
cmをmmに変換する
実際に、娘に消しゴムを計らせます。
計ると5cm4mmです。
ここまでは問題なくできるでしょう。
次に「mmにすると何mm?」と問題をだします。
ここではcmをmmに変換したり、mmをcmに変換することを覚えさせるのが目的です。
この段階では、面倒なようでも実際に1メモリずつ数えさせましょう。
もしmmやcmの意味がよくわかっていない場合は、もう一度mm、cmの勉強に戻ってください。
そして、何か1つ計り終わったらまた1つ、また1つと計るものを増やしていき、変換する作業を繰り返します。
「次は何センチだろうね」とゲーム感覚で測らせたり、「10.1cmは何mmになるかな?」などとクイズ形式で問題を出すことは子供のやる気を持続させるにはとても大切なことです。
これを何度も積み重ねていけば、算数の単位の問題を見てもあわてないようになりスラスラ解けるようになります。
ただ時間はかかるので、根気強く続けることをお勧めします。