将来、株主優待券で生活したい方の道しるべ 桐谷本シリーズ
Last Updated on 2024年2月17日 by toshi
最近、新NISAやiDeCoといった投資の話題をよく聞きますが、月曜日の夜更かしで有名な 桐谷さんの株主優待券生活についても注目されているようです。
今回は、桐谷さんについて紹介していきたいと思います。
桐谷さんとは
桐谷さんは、昭和24年広島県竹原市生まれのプロ棋士です。
若い頃のあだ名は、コンピューター桐谷と呼ばれ7段の実力者です。
現役時代から 株取引を始め 最初は儲けましたが、 2007年のサブプライムローン問題以降は株価の暴落でかなりの損失を出したそうで、家賃を支払うのもやっとぐらいの生活になってしまったそうです。
ただ、前々から保有株が600株あり、そのうち400銘柄ぐらいが株主優待株だったそうで、 その株主優待券を利用して生活してきたのが、今の暮らしにもつながるわけですね。
今回は、テレビで有名な桐谷ひろとさんの本 桐谷さんの株主優待ライフについて紹介していきたいと思います。
桐谷さんの株主優待ライフの内容
本書の中で印象に残ったのは、優待を狙った投資は農耕民族型投資であるという記述です。
投資をすることで、年数回の優待というメリットがあります。
それに対して通常の値上がり益を狙う投資は、狩漁民族型投資です。
狩漁民族型投資は、値上がり幅を見て瞬時に利益を得る、一瞬の売買だけで勝負する姿はまさしく獲物を狙うハンターと言えるでしょう。
桐谷さんは、狩猟民族型投資に手を広げたから失敗したそうで、やはり、典型的な農耕民族型だと自分でも思ってるようです。
株主優待をもらうための流れ
- 条件 割り当て基準日に決められた必要株数を保有していること・・・1単元が多いが、複数単元が条件の場合もある。
- 初めての場合、株主名簿に記載されるのは購入してから3営業日後になるので、優待の権利を得るには割り当て 基準日の3 営業日前の大引けまでに株式を購入する。
- 株式確定から概ね3ヶ月後ぐらいに優待券が届く。
株式優待券の種類
食品、生活雑貨、カタログギフト、化粧品、商品券、食事券、ドリンク券、運賃割引券など。
桐谷さんが 優待券をよく利用する株券
松竹(映画配給)東急クリエーション(映画配給・スポーツ・レジャー) ポプラ(コンビニエンスストア)キャンドゥ(100円ショップ)アルペン(スポーツ用品販売) ビックカメラ(家電量販店)ルネサンス(スポーツクラブ) 600株持っているので、ほんの一部ですが、改めて確認すると数の多さにびっくりです。
投資利回りについて
投資において重視しなければいけないのが、投資利回りです
つまり、配当利回と優待利回りの合計ですね。
優待利回りは、優待品を現金化した場合の価値を株価で割れば計算できます。
この投資利回りで、最低5%は欲しいところです。
なぜなら、利回りの高い株は株価が急落しづらいからです。
加えて、PER(プライスアーニングレティオ)と PBR( バリュー レティオ)についても知識として持っておいたほうが良いです。
PER 、PBRとは
PERとは、株価収益率のことで、これは 現在の株価が1株あたりの純利益の何倍まで買われているかを見る指標です。
簡単に言えば、この数字が高ければ割高 、低ければ割安ということです。
おすすめは 15倍以下の銘柄ですね。
PBRとは、株価純資産倍率のことです。
これは、この会社に資産がどれだけあるのか 、またその資産に対して株価は適当な水準にあるかを表したものです。
この場合、一倍以下の銘柄をおすすめします 。
投資利回り、PER、PBRの3つの条件を満たしていれば それは買いと考えて良いでしょう。
そのあたりの記述にもふれているので、興味のある方は参考までに一度読んでみるといいかもしれません。