小学校低学年から実践したい東大合格者が実践していた教科書7回読みとは?
Last Updated on 2024年3月30日 by toshi
教科書の音読で東大合格につながった子供もいる
学校で勉強したり、教科書の音読だけで東大に合格できるかと言ったら、大抵の人はそれは難しいと答えるのではないでしょうか。
ただ、実際に学校の授業や親の本の読み聞かせ、教科書の音読のみで東大に合格した方がいるのです。
今回は、東大卒で、弁護士の山口真由さんの書いた本を紹介したいと思います。
東大首席が教える超速「7回読み勉強法」の著者は、東大法学部を主席で卒業し、弁護士になった山口真由さんという女性です。
彼女は、塾に行ったり家庭教師がついたことは1度もありませんでした。
塾にはいかなかったのですが、親御さんの読み聞かせは、幼い時期からずっと続けていました。
相当な数の本を読み聞かせしてもらったので、彼女はいつしか本が大好きになっていたといいます。
物心がつく頃には、自分から進んで読書をするようになりました。
幼少期の読み聞かせが、彼女の学習スタイルの土台を作ったのでしょうね。
後に、山口さんが読書の読み聞かせをヒントに、自分なりの効果的な学習方法をあみだします。
東大合格者が実践していた教科書7回読みのコツとは?
その学習法を紹介すると、至ってシンプルで教科書を声に出して7回音読するだけです。
「えっ、それだけ」と思わず口にでてしまうほどシンプルな学習法です。
そしてただ読むだけでなく、3段階に分けて読むこと。
第1段階は、1~3回までで、基礎の土台作り 第2段階は、4,5回目で理解度を上げる、第3段階は、6,7回目で最終確認する。
そうすることで、文章の全体像が面白いように頭の中に入ってきたそうです。
詳しくはわかりませんが、人間の脳の機能を最大限に活用した学習法を、知らず知らずのうちに実践していたということなんでしょうね。
でも、どうして親の絵本の読み聞かせから教科書の音読学習法を思いついたのでしょうか?
彼女の話によると、お母さんが読んでくれたのは、ほとんどが絵本でした。
当然ながら絵と文章が書かれていますよね。
彼女は、読み聞かせの時には、必ずこの絵と文の1セットを目で追っていきました。
すると、いつのまにかそれをまるごと記憶してしまったそうです。
そして、最終的には本の内容をすべて覚えてしまったといいます。
7回音読の効果
教科書を何度も声に出して読んで、視覚や聴覚を上手に使い記憶してしまうという勉強法は、実はお母さんの読み聞かせのやり方を真似たものだったのです。
この学習法は、すべての教科に適用できるわけではないと思いますが、国語や歴史、そのほか暗記ものの教科にも効果があります。
ぜひやってみてください。
音読や読み聞かせは、そのほかにも脳を鍛えたり、脳のスペックを広げたり、集中力をつけたり、思考力、文章理解力をつけたりと様々なプラスの効果をもたらします。
お子さんが小さいなら、まずは1日5分の読み聞かせでもいいので、小さなことから始めてみてはいかがでしょうか。