子供のうちに物事を上手に伝えられるようになるには プレゼン力の鍛え方

Last Updated on 2024年3月25日 by toshi

 

人前で話すことが苦手な日本人

 

日本人の多くが人前で話すことに苦手意識を持っています。

ただ、人前で話すこと=プレゼンスキルが高いか低いかは、能力でもセンスでもなく技術であり、筋トレや楽器の稽古のように練習さえすれば誰でも上手になれます。

外国では、小さな頃から人前で意見を発表する機会が多く与えられ、 徹底的にプレゼン力を鍛えさせられます。

代表的なのが幼稚園や小学校で日常的に行われている授業です。

子供が、自分のお気に入りのものを学校へ持って行き、クラスメイトや先生の前で、これは何か?どこで手に入れたのか?どこがお気に入りか?などをプレゼンします。

プレゼンが終わって、先生が聞き手の子達に質問は?と尋ねると次々と みんなが 質問をします。

プレゼンする人は、しっかり準備し、練習し、プレゼンをして質問に答えます。

聞きては、よく話を聞き、質問をする練習をすることによってプレゼン力が鍛えられます。

これを 双方でやり取りすることによって お互いにプレゼンの技術が上がります。

2020年から施行されている「新学習指導要領」では、主体的対話的で深い学びという学び方が重視され、子供たちのプレゼンの機会も増えています。

家庭でのちょっとした習慣を、子供たちとのプレゼン力を育み自信に繋げ、自分の強みにすることができます。

 

プレゼン力を鍛えるにはどうしたらいい

 

世界の教育機関は、21世紀において最も大事なスキルと認識しているのが、対話能力です。

対話を通じて、 様々な会話をすることで、知恵を競い合いながら、新しいアイデアを生み出していくことが、これからの時代には求められています。

 

食事やお風呂、習い事の送迎で対話する

 

プレゼン力を磨くポイントとしては、スポーツやそろばんなど習い事のように日々練習するのが効果的です。

そこで、家庭での食事 、お風呂、習い事のお迎えの時間を有効活用します。

実際、東大生によるアンケートでは、その9割が、家庭でのすきま時間うまく活用し、親子でしっかり会話をしていたと答えています。

つまり、家庭での対話は、知能の発達などにも影響しているのです。

例えば、ご飯を食べながら、今日はどんな1日だったか、部活で一番面白かったことは何かなどテーマを決めて話をします。

最低でも1日10分は子供の話を聞いてほしいですね。

話を聞く時に注意してほしいのは、他愛のない内容でも、きちんと関心を持ってあげると子供は話しやすくなると思います。

大事なのは、子供にたくさん喋らせることです。

そのためには、はい、いいえで答えるクローズドクエスチョンではなく、なぜ、どうしてといった オープンクエスチョンを使って話すと会話が弾むでしょう。

子供の話の内容が今一つ理解できない時は、最後まで聞いてあげてから、内容を再確認してあげてください。

さらに、それはいいね、考えたねと言った相槌を入れると、子供のやる気がアップ します。

ただ、肯定ばかりだと子供は自分にとって 耳の痛いことや ネガティブなことには耳を傾けなくなってしまうので注意が必要です。

そこであーそれはいいんだけどと言って共感しつつ、あえて反対意見を投げかけてみると、違った見方を伝えることになり、より対話を深めることができます。

 

しっかり声を出す

 

せっかくのプレゼンも聞こえなければ意味がないので、普段からしっかり声を出せるように練習しておきます。

子供の声が小さくて声が聞こえない時は、聞き流さず、聞こえないよと声をかけるようにしましょう。

 

目をきちんと見て話す

やはり、アイコンタクトは大事です。

親自身も普段から子供の目を見て話したり、聞いたりすることを心がけます。

 

語彙力を高める

プレゼンは、語彙が豊富な方が圧倒的に面白くなります。

日常の読書週間などで語彙が豊富になると、 表現力は高まり、プレゼン力もアップするでしょう。

子供が普段使わないような言い回しも、会話の中でたまに投げかけておくと、子供の記憶のどこかには残るので、そういった会話をすることも必要になってきます。

 

話す順番を決めておく

最後に、急に プレゼンをしてと言われても戸惑ってしまう可能性があるので、ある程度全体の構成が できていると話がしやすくなります。

例えば、序論・本論 ・結論 のような形を作ってから話すと、プレゼンがしやすくなります。

 

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