子供の地頭をよくするリビングでの過ごし方
Last Updated on 2024年4月29日 by toshi

世界で一流と呼ばれる人たちは、たいてい読書の習慣があります。
本は仕事に役立つ情報だけでなく、新しいアイデアを生むための知恵を与えてくれます。
子供にとっても、本は視野を広げる大切な道具の一つです。
読書を通じて、魅力的な人物にたくさん出会ったり、新しい興味を見つけることができます。
また、読書は想像力や創造力の基盤になりますが、その他にも多くの力が養われます。
読書は読解力を伸ばす
一つ目は、読解力です。
本を読むか読まないかの差は幼い時はあまり目立たないものの、年齢とともに少しずつ大きくなっていきます。
成長とともに読書すればするほど理解力が高まる子供がいる一方 読書しないためにどんどん理解力が追いつかなくなる子供もおり その差はどんどんの広がっていきます。
読書は語彙力も伸ばす
また、 読書することで語彙力も発達します。
読書が好きで、読書量の多い小学生は語彙力との関連が非常に強く、読書量が増えると語彙が増え、理解力が高まり本が好きになり、さらに読書量が増えるという好循環が生まれます。
読書による効果として、思いやりも育まれる効果があります。
子供の頃の読書活動が多ければ多いほど、 将来、社会や人のためになる仕事をしたいと思ったり、電車やバスに乗った時にお年寄りや体の不自由な人に席を譲ろうとする意識が高い傾向が見られたそうです。
子供を本好きにするにはどうすればいい
リビングに本棚を置く
ユダヤ人は、戦時中ドイツ人による迫害が繰り返される中、彼らは本を読むことで、どこへ行っても決して盗まれることのない頭脳を大切に育ててきたと言われています。
ユダヤ人の多くの家庭には、リビングなど家族が集まる場所に本棚があります。
本棚の上の方には、大人の本、下の方には図鑑や辞書など子供が自分で調べられる本を置いておき、わからないことがあれば一緒に調べるのだそうです。
辞書についてもっと知りたい方は、詳しい内容は下記記事をどうぞ
IQが高い子供に共通するのは、常に辞書を引く習慣がある。小学生おすすめ辞書紹介
地球儀を置く場所はテレビの横が理想
地球儀の置き場所は、リビングのテレビの横が理想です。
ニュースや教養番組で出てきた地名をすぐに確認し合いましょう。
その結果、子供の知的好奇心の幅が広がるでしょう。
大きくて邪魔、インテリアに合わないなどの理由で高い棚の上に置いたり、本棚の中にしまいこんだりするとそのうちに地球儀を買ったことすら忘れて、気づいたら埃がかぶっていたという状態になる可能性があるので注意が必要です。
そうならないためにも、家族みんなが日常的に使うツールとしてなじませていくにはテレビの横が理想です。
リビングに置くのは地球儀もおすすめ 詳しい内容は下記記事をどうぞ
図鑑は思考力を鍛える
図鑑によって育まれるのは好奇心だけではなく、思考力も鍛えられます。
なぜかと言うと 図鑑を読みながら 興味を深めていく過程で、色々と考える機会になるからです。
また、図鑑は知識の宝庫 とも呼ばれています。
大学の研究室では、調べやすいので子供向けの図鑑を置いてあるところがあるぐらいです。
その全てを覚えて知識をつけようという話ではありません。
子供のうちに図鑑に親しみ、動植物から地球の歴史、宇宙に至るまで出てくる言葉に触れるだけでいいのです。
聞いたことがある、なんとなく知っている、その感覚が大事です。
図鑑を読むことで、向上するものとして、最後に記憶力が挙げられます。
図鑑を読んで知識が身につくということは、つまり脳に記憶する情報が増えることになります。
記憶とは 物事を忘れずに覚えておくことで、繰り返せば繰り返すほど、記憶力自体を高めることにつながります。
また、脳の中で ワクワクや感動などの感情と記憶を司る分野は極めて近いところにあり、記憶と感情というのは、私たちの頭の中でよく繋がります。
だから、記憶する時には楽しかったり、驚いたりした感情が伴っている方が、圧倒的に頭に入りやすく、定着しやすいのです。
あと図鑑は、リビングの他にも寝室や廊下など、自然と子供の目に留まるところに本を置いておき、いつでも気の向いた時に手に取って読むことができる環境をつくることが大切です。
図鑑についてもっと知りたい方は、詳しい内容は下記記事をどうぞ
幼少期から小学生のうちに図鑑と触れ合うことの重要性 おすすめ図鑑
子供の勉強場所は、年齢や学年によっても変わる
勉強する場所についてはお子さんの年齢や学年が重要です。
例えば、小学生低学年~中学年ぐらいであれば、子供は一人で勉強に集中できません。
部屋で勉強したとしても、すぐに飽きて机の前にいただけといったことも多いです。
なので子供が10歳ぐらいまでは、リビングでの学習がおすすめです。
小学校高学年~は、ある程度勉強の仕方が分かってくる年齢です。
集中して勉強もできるようになってくるので、子供部屋に切り替えても問題ありません。
もちろん、リビングでの勉強が効率が上がるのであれば、そちらでも問題ないと思います。
ただ、あくまでも一般的な例なので、お子さんの性格、環境なども考慮して選択していただきたいと思います。
読み聞かせをする
子供は、中学2年生ぐらいまで読む力が聞く力に追いつかないと言います。
なので、できるだけ絵本や本を読み聞かせてもらい、分かった、面白かったという体験をすることがもっと読みたいという気持ちにつながります。
親が本を読む
子供が1ヶ月に読む本の冊数は両親が読む本の冊数に比例しているそうです。
また、1ヶ月に本や電子書籍を3冊以上読むという人に読書が好きになったきっかけを聞いたところ 、子供の頃に本を読み聞かせてもらったこと、身近な人が本好きだったこととの回答が多かったそうです。
両親が本を読む家庭では、子供が読書好きになる傾向が強いのですね。
読書することに遅すぎることはないので 今日からでも読書する 習慣をつけてみてはいかがでしょうか?