小学生の苦手な漢字を覚える方法とコツ
Last Updated on 2024年3月1日 by toshi
小学生はなぜひらがなや漢字を覚えないといけないの?
毎日漢字のドリルや宿題などで、たくさん漢字を書いているのに、漢字のテストになるとあまり良い点数をとれないというお子さんは多いと思います。
最近では、これからの子供たちは英語ができて当たり前などと言われますが、日本人である以上まずは日本語(国語)ができなくては話になりません。
なぜなら、国語で、ひらがなやカタカナ、漢字や文法を覚えることは、すべての教科の基礎となるからです。
そのため、ひらがな、カタカナだけでなく、漢字の読み、書きは、小学校低学年のうちからコツコツ覚えていく必要があります。
小学校卒業までに習う漢字は、1006文字(新指導要綱では1026字)
では、小学校で覚えなければいけない漢字はどれぐらいあるのでしょうか?
小学校で学習する漢字を、学年別にみると、一年生で覚える漢字は80字。
二年生になると、2倍の160字まで増えます。
三年生で200字、四年生も200字、五年生で185字、六年生で181字・・・。
合計すると、なんと卒業までに1006文字の漢字を覚えなくてはいけないのです。
特に、小学校高学年になると、漢字の難易度や覚える文字も多くなってきます。
そのため、漢字がまだ簡単で、覚える文字が少ない1年生のうちから確実に練習をして、覚えていく必要があります。
特に、中学受験を考えているお子さんは、1年、2年先の漢字まで前倒しで覚えていかなければならないでしょう。
*2020年~新学習指導要綱で小学生で習う漢字を20文字追加、1026字に改定。
小学生の漢字の覚え方は書き取りが基本
私が子供の頃(昭和)の漢字の覚え方は、ひたすら書き取りをするだけでした。
ただ、このアナログな方法が漢字を覚える上で、一番効果があるのは確かです。
しかし、やり方を間違えれば、この効果は半減してしまいます。
では、効果的な漢字の書き取りをするには、どのような点に気を付けて書き取りをしたらいいのでしょうか?
賢い漢字の勉強法は、覚えた漢字は書かない、覚えにくい漢字だけ書き取りする
子供は、とにかくできること、得意なことを自ら進んでしようとします。
なので、簡単な漢字やもう暗記してしまった漢字を何度も書くわけです。
それはいいのですが、覚えにくいや難しい漢字の勉強は避ける傾向にあります。
これでは、せっかく漢字の書き取りをしても、簡単な漢字ばかりできるようになり、難しい漢字は覚えられないという悪循環に陥ります。
そうならない為にも、まずは親が子どもにしっかりついて、書けない(難しい)漢字と書ける(簡単な)漢字を子供にきちんと把握させること、特に低学年のうちから親がしっかり勉強をみてあげれば、間違った書き取りをしなくてすみます。
ちなみに苦手な漢字の把握には、市販の小学生の漢字ドリル、漢字プリントなどを使うといいと思います。
小学生の新学習指導要領対応漢字ドリルおすすめ
それでは、小学生におすすめの市販の漢字ドリルを紹介したいと思います。
小学生の漢字1026字書き取りドリル
新学習指導対応で、小学校で習う漢字1026文字が収録。
このドリルは、書き順や意味などを確認しながら書き取りできるので、単純に書き取りするよりも、頭に残りやすいように作られています。
学年別にまとまっているので、1学年ずつできないところを確認しながら、学習ができます。
高学年向き。
古いバージョン小学生の漢字1006字書き取りドリルと間違えて買わないようにしてください。
うんこかん字ドリル
小学生、特に男子には未だ絶大な人気のドリルです。
今までの漢字ドリルは、ただひたすら書く作業を繰り返すものがたいはんでしたが、うんこ漢字ドリルに関しては、全漢字文例にうんこが掲載されているので、自分であるいは友達や親と笑いながら、漢字の書き取りができるところが人気の秘訣ですね。
新指導要綱にも対応していますので、安心して学習することができます。
学年別に分かれて販売されているので、メリハリがつきやすいところもいいですね。
子供が漢字ドリルで勉強したら丸付けして点数をつけよう
最後に、お子さんにドリルや問題をやらせた後は、丸付けをして点数をだしてあげましょう。
よくできていたら、誉め、間違っていたらどこが間違っていたか教えて、もう一度間違えた漢字の書き取りをさせます。
そして次回は、間違わないように覚えるまで何度も練習をさせましょう。
満点を取ったら何かご褒美をあげるのもいいですね。
このゲームをしている感覚が、子供のやる気を引き出してくれます。
親と一緒に学習することで、子供のやる気は上がるし、結果として苦手な漢字を克服することにつながります。
できることが多くなってくれば、漢字の勉強をすることが楽しくなりますので、ぜひ試してみてください。
すきま時間で勉強したいなら 下記記事をどうぞ。