小学校低学年のうちに作文力つけるには?
Last Updated on 2024年3月25日 by toshi

小学生作文の力を上げるコツは?
本の読み聞かせや、音読は、国語力を上げたり、文章力(作文力)をつけたり、新しい言葉や漢字を覚えたりなど様々な良い効果をもたらすことがあります。
ただ、実際には読書や読み聞かせだけで文章力(作文力)を上げるのは、なかなか難しいと思います。
つまり、文章力を上げるには、読むことだけでなく、数多く文章を書くことが必要だということです。
では、どんな文章を書いていけばいいのでしょうか?
日記をつける
作文や文章を書く力をつける効果があると昔から言われているのが、日記を書くことです。
日記なら、紙とペンがあれば、場所や時間を選ばず、今すぐにでも書くことができます。
文章を書くことが苦手な方には、まずは日記で文章を書くことに慣れるのがおすすめです。
1行でもいいから日記を書く
そうはいっても、最初からいろいろ書こうとするとすぐに嫌になってしまうでしょう。
なので、まずは1日1行だけ日記を書いてみましょう。
「今日はいとこと遊んで楽しかった」「今日はゲームで遊んだ」などなんでもいいと思います。
まずは無理せず1行。
慣れてきたら徐々に行数を増やしていきましょう。
日記を書く上で注意したいこと
日記を書く上で基本的なルールを確認しておきましょう。
段落が変わったら1マス開ける、区切りのいいところで句読点を打たせる、あまり長い文章だと読むほうも意味が分からなくなるので、適度に短い文章にするなどですね。
子供は文章を書くことに慣れていないので、最初は親がみてあげましょう。
最初は観察日記からでもOK
観察日記は絵と文で構成されているので、子供にとっては書きやすいという面もあります。
もし、どうしても文章を書くのが苦手なお子さんは観察日記から始めてもいいかもしれません。
文章の上達だけでなく、植物のちょっとした成長に気づいたりといった理科の観察の目も養われるのでおすすめです。
日記のもたらす効果、メリット
その他日記を書くメリットは、
- 楽しいことだけを選んで日記に書くことで、幸せを感じられる。
- 心の整理ができる。
- 自律神経を整える。
- 文章を書く習慣、文章力が上がる。
- 文章を書くことで脳を刺激できる。
- 愚痴を日記に書くとストレス発散の効果がある。
- 語彙を増やす
特に注目したいのが、語彙を増やすということです。小学生が、文章の中で感情表現をする場合、 大概 嬉しかった 楽しかったなどごくシンプルな言葉を用いて書く場合が多いですが、実際にはそこには色々な感情が含まれています。
親ができることとしては その表現に対して、悲しいという気持ちは心配だってことだと思うよなど子供の気持ちをより細やかに言葉にしてあげると良いでしょう。
親のそんな助言を聞きながら、子供は知らず知らずのうちに様々な表現を身につけ、語彙力も増えていきます。
もう一つは、日記を書くことで気持ちが整うことです。
ペンシルバニア大学のマーティン教授によると、毎晩寝る前に良かったことを3つ書くことを1週間継続すると、その後半年間幸福度が上がると言っています。これは大人にも利用できますよね。
先ほど書いた通り、どうしても日記を書くのが嫌な場合は1行から始めてもいいですが、 嫌でなければ3行書いた方がお得です。
しかも、3行だけ良いことを書けばいいだけなので時間もあまりかかりません。もっと書けそうな時は、なぜそれが嬉しかったか理由も書けば、それはもう立派な日記になります。
3行日記は、書くことによって脳が良い思い出を体験することになり、幸福度が高まるので是非やってみてください。
親子日記
日記を書くことのメリットは子供だけでなく、大人にも効果があります。
もし、日記をつけていない人はこれを機会に子供と一緒に日記を始めても良いのではないかと思います。
一番いいのは親子できる親子日記をつけることです。
親子日記は、すばらしく効果があるものの一つです。
大きい罫線の大学ノートを用意して、親子で交互に交換日記をつけるのです。文章力をつけるだけでなく、親子のコミュニケーションという点でも抜群の効果があります。 科目別!親のスゴ技
上の引用文を見る限りでは、確かに親が一緒なら飽きっぽい小学生でもなんとか続けられそうだし、実際に文章も書くので、文章の上達も期待できそうです。
我が家では、実際に大学ノートを買ってきて親子日記を実践をしてみました。
ノートで親子日記を始める
では、我が家の親子日記のやり取りの様子を書いていきます。
まずは小学校1年生の娘に100均で買ってきたノートを渡します。
父「お父さんと交換日記やろう、なんでも好きに書いていいよ」
娘「なんでも?絵も描いてもいい?」
父「うん」
親子日記のルールとしては、見開きの右に娘の日記、左に私の日記を書く事にしました。
また、飽きないで続けられるよう絵を描くのもOKです。
娘は嬉しそうに机まで走って行って、早速日記を書き始めます。
10分ほど経ってから、娘が日記を書き終わって、私のところにノートを持ってきます。
ノートを開いてみると、「私と一緒に外で遊んだこと」が10行ぐらいと、その状況をかわいい絵で描いてあります。
1行しか書いてなくても良しとする。とにかく義務としてではなく楽しみながらできるようにする。 科目別!親のスゴ技
なので少ししか文章が書けなくても「いっぱい書いてえらかったね」や「文章、絵が上手だね」と褒めてあげました。
娘も「ありがとう」とうれしそうに答えます。
とりあえず、娘が文章を楽しんで書くことができたのであとは親子日記が習慣化できれば、文章が上手に書けるようになるのではないかと思います。
もし、家庭でお子さんと親子で交換日記をするのであれば、文章を書いたらとにかく褒め、そして楽しみながら文章を書けるようサポートしてあげてくださいね。
それに加えて、本の読み聞かせや、音読も行うようにしてください。最初のところで少し触れましたが、読書や読み聞かせだけで文章力(作文力)を上げるのは難しいですが、並行して文章を書く癖をつければ、作文力を上げることは可能です。
ぜひ同時並行で行ってみてください。
読み聞かせの詳しい内容は 下記記事をどうぞ。
視写をする
親子日記の次におすすめなのが、文章の視写です。
視写とは、書かれている文章などをそのまま書き写すことです。
視写で、丁寧に文章を書き写せば集中力がつくし、文章の構成を身に着けることができます。
視写は、文章の書き方を学ぶのが1番の目的なので、教科書の詩や物語などの文章を書き写すのがお勧めです。
教科書から視写していき、天声子供語まで視写するようになればかなり文章力は上達していると思います。
ぜひ試してみてください。
さらに作文力を上げたいなら 下記記事をどうぞ。