小学生の家庭学習はどれぐらい時間をかければいいの?無理なく楽しく勉強し成績アップする秘訣と勉強を習慣化することの大切さ
Last Updated on 2024年1月21日 by toshi
家ではみんなどれぐらい勉強しているのか?
小学生の家庭での勉強時間については、多くの親御さんが悩んでいる問題だと思います。
ただ勉強時間については、様々で親御さんの考えやお子さんが将来どうなりたいかによってかなり変わってくると思います。
例えば、うちは中学受験をするから、小学校1年生のうちから勉強させなきゃとか、いやうちは女の子だから勉強はほどほどでいいとか、うちは普通の中学校にはいれればいいといった具合です。
まぁそうはいっても、ある程度勉強をする時間の目安は必要かなと思います。
ではどのように勉強時間を決めればいいのでしょうか?
学力テストで一位の秋田県勉強のルールって何?
我が家では秋田県式勉強のルールを参考にしています。
秋田県ではもともと学力テストが全国で最低レベルだったのですが、学力アップするため試行錯誤し、見事学力テストで全国1位になることができたのです。
秋田県式勉強のルール
秋田県式勉強のルールについて具体的に見ていきましょう。
まずは、小学生の学力を上げる秋田県式勉強のルールという本の下記引用部分を見ていただきたいと思います。
学習時間の目安は学年×10分です。1年生であれば10分、6年生であれば60分です。この時間を集中して学習できれば、小学生としては十分です。 小学生の学力を上げる秋田県式勉強のルール
注意してほしいのは、宿題は別ということです。
確かに、宿題込みでは、みんなと一緒の勉強しかしていないため、他人より抜きんでることはできません。
部活や遊びでほぼ時間を費やす大多数の小学生よりも、少しの時間でも毎日継続して勉強することで、長い目で見ればかなりの差が生まれてきます。
こういった少しの努力を継続していくことが大切なのです。
ただ時間を決めても集中できない子供であれば、下記のようなやり方もあります。
1年生であればまずは1日1ページ、2年生以上は1日2ページを目標にしますが、内容が難しく時間がかかりすぎるときは1ページだけにするなど、学習時間と量のバランスを見ながら学習するといいでしょう。
さてうちはどっちだろうと思わず考え込んでしまった親御さんもいると思います。
もし分け方が分からないのであれば、低学年と高学年で分けてみてはどうでしょうか?
小学校低学年は、時間よりページ数優先。高学年は、ページ数より時間優先で行う。
お子さんが低学年ぐらいまでは、集中力が続かないため、時間での勉強法はあまりお勧めしません。
また、部屋で勉強してもすぐに飽きてしまうので、親の目の届くリビングでの勉強法がお勧めです。
高学年になると、基本わからないことは辞書、事典などを使って自分で勉強しなければなりません。
家庭教師や兄弟に教えてもらう方法もありますが、自分で問題を解いたり、調べたりすることが一番大事なので、できるだけ自分で学習する時間をつくってください。
三日坊主にしないためには、習慣化する
生活の行動パターンの半分ぐらいは、その場の決定ではなく習慣だと言います。
普段は、三日坊主で諦めしてしまうような人でも、習慣化することによって続けられるといったようなことも起こります。
最近では、人生100年時代と言われ、一生学び続ける時代と言われてますよね。
そんな時代に歯磨きや食事、入浴 などと同じように、勉強を毎日の習慣に組み込むことができれば、それは大きな強みになるでしょう。
勉強を習慣化するにはどうすればいい
時間を決めて細く分ける
例えば、勉強する時、始めるまではいつ終わるのか、こなすことが多いと気が重いものです。
しかし、例えば 国語であれば 、音読、漢字などと細かく分けてしまえば負担感が少なく感じます。
つまり、小さい事柄に分ける、スモールステップに分ければ気が楽になるということですね。
また、それぞれのステップに何時から何時までと細かく時間を決めると、何時になったからやる時間だと、気持ちを準備できるので手をつけやすくなります。
さらに、実行する場所も決めておくと、時間になったらそこに行って、スパッと切り替えて勉強を始めることができます。
遊ぶ時間もきちんと確保する
やるべき勉強を子供が手早く終わらせたい時 、じゃあ、ついでにこれもやってみようと追加の課題を与えるのはダメです。
あらかじめ、お楽しみの時間はしっかりと確保しておき、満喫させます。
フィンランドで行われた学力についての調査では、休み時間を与えた子供たちの方が 座ってる時間が長い子供たちより学力が高くなることが分かっています。
つまり、メリハリをつけて勉強した方が集中力はアップするということですね。
勉強をゲームにする
子供にとって、ゲームは欠かせないものです。
例えば、ご飯の前に宿題が終わらなかった子供に対して、 明日はきちんと約束を守ってほしいと言っても、子供にとっての明日は、時間的に遠すぎて効果がありません。
そこで、なかなか宿題が始めない子には、ゲームのように、これから 2階に行って帰ってくるまでに宿題を始められるか勝負しよう。3分で帰ってくるから。
そう言ってゲームを始めます。
もし、子供が3分後もまだ遊んでいたら3分という感覚が見積もれていないということなので、次からは2分と短くしていき、達成できた時は、親が宿題を始めたことを思い切り褒めると、子供は大きな達成感を感じることができるのです。
親も習慣にする
子供がやらないことにイライラするより、 テレビを消し、食卓を片づけ、親自身が机に向かう方が手っ取り早いかもしれません。
親が楽しそうに本を読んだり、何かを書いたりしている姿を見ると、子供も自然と自分から机に向かうようになるでしょう。
小学生の勉強のやり方・習慣化することの大切さのまとめ
生活行動パターンの半分ぐらいは、その場の決定ではなく習慣だと言います。
普段は、三日坊主で諦めしてしまうような人でも、習慣化することによって続けられるといったようなことも起こるので、秋田県式ルールを毎日少しづつでも行っていくことが、学力アップの秘訣になります。
せめて、1ケ月は我慢して勉強してきちんと習慣化してしまえばあとは楽になると思うので、ぜひ頑張ってみてください。