小学生ライバルに差をつける音読本 おすすめ5選

Last Updated on 2024年4月14日 by toshi

脳研究の観点から、音読は脳に良い影響を与えることが注目され、大人の脳トレ、高齢者の脳トレの本がたくさん出版されています。

小学生に関しても例外ではなく、音読をすることで頭がよくなるといった本が多数書店に並んでいます。

もちろん内容はどれもすばらしいのですが、すべての本を購入するわけにはいかないのでどの本を購入したほうが良いか迷っている方もいると思います。

今回は、小学生の音読本のおすすめを紹介していきたいと思います。

 

音読はなぜしたほうが良いの?

 

音読とは、文字通り声を出して文章を読むことです。

でも、なぜ声をだして読むことがよいことなのでしょうか。

その理由としては、声をだして文字を読むことで、文の流れや切り方が自然と分かるようになるからです。

そして音読を続けて行くことで、読解力や語彙力、会話力向上といった効果が期待できます。

普通に音読してもそれなりに効果がありますが、その効果をより高めるには、正しく音読を行うことが必要です。

 

正しい音読のコツと音読の効果とは

 

では、正しい音読とはどうすれば良いのでしょうか?

科目別親のスゴ技の著者、親野智可等さんによると、音読のメリットを以下のように書いています。

 

毎日音読していると頭が良くなります。音読中は脳全体が活性化されるからです。これは最近の脳科学の研究でわかってきたことです。音読が上手になると黙読も速くなります。書いてある文字を意味のある一固まりとして捉える能力が上がるからです。    出典 科目別親のスゴ技

 

そして、正しい音読のやり方、効果とは・・・

それは1音1音はっきり読むことです。例えば、わ、た、し、は、お、ん、が、く、が、といった具合です。成績の悪い中学生に徒然草を音読させたら、みるみる成績が上がったという例からも効果が伺えます。        出典 将来の成績は10歳までの読書量で決まる

 

ただ、実際に文字を一つづつ読む音読をやってみると、時間と手間がかかるので子供はなかなかやりたがりません。

そうはいっても、長い目で見れば、国語の成績や偏差値の向上、脳の発達などプラスの効果が期待できるので、短い時間であってもぜひやらせてみてください。

 

やり方が分かれば後は実践です。

以下に小学生におすすめの音読本を載せておきますので参考にしてみてください。

 

おすすめ1位 齋藤孝のこくご教科書 小学1年生

 

齋藤孝のこくご教科書 小学1年生

斎藤孝さんという方をご存じでしょうか?

東大を卒業し、今は明治大学の教授をされている方です。

にほんごであそぼの総合指導も務めている有名な方なので、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

著書に声に出して読みたい日本語があり、260万部を超えるベストセラーになっています。

そんな斎藤孝さんが監修している斎藤孝のこくご教科書1年生を音読本をおすすめ1位に選ばせて頂きました。

こくご教科書1年生の特徴をいくつか挙げると、まずは良質の古典が味わえることです。

収録されているのが、走れメロス、星の王子様、論語、枕荘子、平家物語、ことわざ、俳句など様々なラインナップになっています。

どれも名作と呼ばれるものではずれなしです。

また、小学校の1年生の教科書は漢字が少ないですが、この教科書には1年生より上の学年の漢字も出てくるのでより多くの漢字に触れることができます。

もちろんふりがなは振ってあるので心配ありません。

小学1年生の教科書となっていますが、実際には就学前~小学校3年生ぐらいまでを対象に作られているので、小学1年生でなくてもぜひ使ってみてください。

 

斎藤孝こくご教科書1年生の音読で頭が良くなる?

 

おすすめ2位 国語の力がグングン伸びる1分間速音読ドリル

 

国語の力がグングン伸びる1分間速音読ドリル

1分間速音読ドリルも斉藤孝さん監修の本です。

音読と言う点でいえば、こくご教科書1年生と何ら大差はないのですが、この本の大きな特徴としては、見開き一文を1分間で音読するという点でしょう。

1分間という時間制限があることで、子供は1分で音読ができるようになるまで何度も繰り返します。

タイマーを使いながら、ゲーム感覚で音読できることも魅力の一つです。

もちろん、勉強の合間の息抜きや寝る前のちょっとした空き時間にベットやリビングでゆっくり読むこともできます。

厳選された名作ばかりなので、時間にとらわれずに音読するのもまたいいのではないでしょうか。

 

おすすめ3位 頭がよくなる! 寝るまえ1分おんどく366日

 

頭がよくなる! 寝るまえ1分おんどく366日

脳科学者、加藤俊徳さん監修の本。

4歳から8歳向けの音読本で、脳科学の観点から選んだ366作品の中から数行ずついいとこどりした本です。

全文ひらがななので、ひらがなさえ読めれば問題ありません。

加藤さんによれば、読むという行為は8つの脳番地を使用しなければできません。

いわゆる視覚系、聴覚系、運動系、記憶系、伝達系、理解系、思考系、感情系です。

そして良質の作品を音読することで、これらの番地が鍛えられます。

その結果、脳が成長し地頭が鍛えられるわけですね。

366日は難しくても寝る前に1分だけ音読を始めてみてはいかがでしょうか?

もし、低学年のお子さんであれば、親御さんや読み聞かせしてあげてくださいね。

 

おすすめ同率3位 小学生なら声に出したい音読 366

 

小学生なら声に出したい音読366: 1日1ページで身につく!

小学生なら声に出したい音読366日も斉藤孝さん監修の本で、文字通り、366の俳句や小説、詩、歌など色々な表現から1日1ページ、1週間ごとに1つの「テーマ」でまとめられています。

例えば、音が面白いというテーマでは、「やまなし」、「オッペルと象」、「十力の金剛石」、「蜘蛛とナメクジと狸」、小林一茶の俳句、「狩りから稲作へ」、「燃えよ」など俳句や小説、詩、歌など色々な表現を集めています。

斉藤先生は日本には「言霊」という言葉があって、「言霊」は、言葉に魂が宿っているという意味があると言っています。

先人たちの言葉には、先人たちの言霊が詰まっているので、音読することでその言霊を受け継ぐことにもなります。

また、音読のメリットである、集中力・地頭の強化、何度も読むことがで暗記すれば、音読をすることが楽しくなるでしょう。

前述の、頭がよくなる! 寝るまえ1分おんどく366日同様、どちらの本にも厳選した作品が掲載されているので、ぜひ手に取ってみてください。

 

おすすめ4位 国語の力がグングン伸びる1分間速音読ドリル2

 

国語の力がもっとグングン伸びる1分間速音読ドリル2

先程紹介した1分間速音読ドリルの続編です。

今作も杜子春、名人伝、女生徒、檸檬、放浪記、たけくらべ、遠野物語と名作ぞろいになっています。

中には中学校や高校で習うものもあり、なかなか手ごたえがあると思いますが、その分勉強にはなるので時間があれば挑戦してみても良いのではないでしょうか。

前作にはまった方は、速音読ドリル2も試しに読んでみてください。

 

おすすめ5位 陰山英男の徹底反復 音読プリント

 

陰山英男の徹底反復 音読プリント (教育技術MOOK 陰山メソッド)

有名な陰山先生の音読プリント。

値段もリーズナブルで、新品でも550円という安さです。

値段が安いからと言って内容が悪いわけでもなく、夏目漱石、金子みすづ、宮沢賢治、福沢諭吉などの有名な作品が多数収録されています。

ただ、古文、漢文などの文章も含まれるので慣れるまでは少し難しいと感じるかもしれません。

購入するなら小学4年生~高学年ぐらいが適当だと思います。

 

 

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