小学生に持たせるならスマホかキッズケータイどっち?
Last Updated on 2022年5月19日 by toshi
小学生が自分専用のスマホ所持率は年々増えています。
2021年のドコモの調査によると、小学生でスマホ持っているのは小学校低学年で15%、高学年では33%もいるそうです。
スマホの利用が増えた反面、キッズケータイの利用率はだいぶ落ち込みました。
ただ、スマホは便利なのですが、きちんとした使い方をしないと成長期の子供の脳に悪影響をもたらす場合もあります。
そうならないためにも、お子さんにスマホを持たせるならきちんとした使い方は知っておく必要があります。
そして需要は落ちているとはいえ、機能面、スマホのリスク面を考慮すればキッズケータイもまだまだ捨てたものではありません。
今回は、スマホやキッズケータイについて紹介していきたいと思います。
子供にスマホをもたせるメリットは?
子供にスマホを持たせるメリットとしては、
- ネット検索してすぐに疑問を解決できる
- 勉強に役立つアプリで勉強できる
- 塾や習い事をしているから連絡が取りやすい
- 防犯対策のため
などが挙げられます。
確かにこのメリットだけ見ればスマホを買ってもいいかなと思うでしょう。
ただ、実際に子供にスマホを持たせると親の期待とは裏腹な行動をすることが、小学生の親に対するアンケートで分かっています。
小学生はスマホで何をするのか?
小学生の子供を持つ親に対するアンケートによると、小学生がスマホで利用するのは、スマホのゲームがおおよそ7割、ユーチューブなどによる動画視聴が6割程度と言われています。
小学生の女子に至ってはSNSのラインも人気のようです。
スマホを勉強関係で使用することもあると思いますが、圧倒的にゲームや動画視聴に費やす時間が長いようですね。
小学生にスマホを持たせるのは悪影響?スマホ脳の危険性
スウェーデンでベストセラーになった「スマホ脳」という本をご存知でしょうか。
この本では、子供だけでなく大人も含め現代人のスマホ依存の危険性が書かれています。
現代人は10分おきに、一日2600回スマホを触っている。そして驚くべきことに、現代人は一日4時間スマホを見ているそうです。
ちなみに、一日2時間のスマホ使用はうつのリスクを上げ、集中力や学力低下、睡眠障害にもつながると言われています。
なぜかというと、スマホでのゲーム、動画視聴、SNSなどは脳の報酬系を刺激し、依存させるからです。
スティーブ・ジョブズは自分の子供にiPadは与えないと言いました。
当然と言えば当然ですよね。
キッズ携帯という選択肢
最近は子供でも普通のスマホを買い与える親も多く、キッズ携帯は以前ほどは人気がないようです。
ただ今まで見てきたスマホのリスクを考えれば、キッズケータイも捨てたものではありません。
では、キッズケータイにはどんな特徴があるのでしょうか?
キッズケータイの特徴
- 連絡先登録先のみ発信着信可能
- Eメールはできないが、ショートメールは可能
- タッチパネルで操作
- カメラ機能なし、インターネットもできない
- 防犯ブザー、GPS機能がついている
最低限度の連絡や防犯対策に特化しているのが分かると思います。
子供にとっては物足りないかもしれませんが、親にとっては非常に安心できる携帯だと思います。
まとめ
主に学習に利用し、一日の利用時間を守れるならスマホでもいいですが、親の見守り、管理も必要です。
個人的には、小学生のうちならキッズケータイで十分だと思います。