世界史は小学生から大学受験対策を学習漫画おすすめ3選
Last Updated on 2024年11月15日 by toshi

なぜ小学校で世界史の勉強はしないのか?
小学生の歴史の学習は、日本の歴史が中心です。
地理に関しても日本の都道府県は勉強しますが、世界の地理まではさわり程度にしか習わないでしょう。(中学生から本格的に習います)
それには理由があり、世界史は覚える用語や内容が複雑なので、小学生のうちに一気に詰め込むと子供が勉強嫌いになる可能性があるからです。
そのため、小学生は世界の地理、ましてや世界の歴史までは深く習わないわけです。(世界史は高校生で本格的に習います)
中学受験するなら世界史の流れを知っておけば有利
ただ、中学受験まで考えているなら、世界史の流れは知っておいて損はないと思います。
理由としては日本史と世界史は、関連づけて覚えたほうが勉強にかける時間が少なくて済むし、理解しやすいからです。
そうはいっても、小学生のうちから世界史の参考書や教科書、問題集を使って勉強しましょうとまではいいません。
なぜなら、小学生でも学べる世界の歴史の本や問題集はほとんどないからです。
あったとしても、世界の地理すらもわからない小学生が世界史を理解するのはなかなか難しいと思います。
世界史の学習漫画なら小学生でも理解できる
そこでお勧めしたいのが、世界史の学習漫画を読むことです。
世界史の学習漫画の特徴としては、ストーリー形式で歴史的な出来事を物語として描くことで、読者が興味を持ちやすいこと、イラストが多く使われており、視覚的に理解しやすいこと、各巻ごとに特定の時代や地域に焦点を当て、重要な出来事や文化、人物を詳しく解説していることなどが挙げられます。
漫画ならではの一番のメリットは、分かりやすく、歴史の流れもつかみやすいことだと思います。
また、中学受験はしないけれど、将来大学受験を考えているのであれば、高校生になってから学習漫画を読み始めるよりも、小学生の時間のあるうちに何度も繰り返し読んだほうが確かな知識が身に付きます。
そのため、世界史の流れを大まかにつかんでるだけでも、中学入試を受験するお子さんだけでなく、受験しない小学生にも役に立ちます。
なので、世界史の学習漫画はぜひ早い段階で読んでみることをおすすめします。
世界史と日本史同時に学ぶなら「その時歴史が動いた」がおすすめ
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いきなり世界史の漫画だとハードルが高いというお子さんは、日本や世界の歴史を同時に学べる「その時歴史が動いた」がおすすめです。
この本は、中学受験の時に読み見事合格できたというお子さんも多いです。
「その時歴史が動いた」は、NHKで放送されていた日本の歴史のドキュメンタリー番組を漫画化したもので、歴史のターニングポイントとなった出来事を「その時」と定義し、様々な人間の決定的瞬間や決断の時に、人は何を考え、どう動いたかを漫画で描いています。
各ストーリーは 1話完結の読み切りで、文庫版は2024年2月現在 51巻に達しています。
またこちらの本では、世界史革命編や女たちの決断編、感動スポーツ編、経済立国編、維新の夜明け編、昭和史激動編、昭和史戦争への道編など、様々な内容で出版されています。
このように幕末や明治、大正、昭和時代について分野ごとに細かく分けられているので、用途に合わせて購入するのも良いでしょう。
漫画を使って面白く、分かりやすく解説しているのも特徴で、子供が読んでも、大人が読んでも、思わず引き込まれる内容になってます。
楽しく日本や世界の歴史を学びたいお子さんにぜひおすすめしたい学習漫画です。
世界史の学習漫画おすすめ
一位 学研プラス学研まんが NEW世界の歴史
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通信講座大手の学研から出版されている学習漫画です。
小学生からでも楽しく読めるよう、全ページフルカラーで漢字には振り仮名が振ってあり、絵柄も現代風です。
内容としては、人物を中心にしたストーリー展開で、世界の歴史の大まかな流れをつかむことができます。
巻末についている資料の内容も分かりやすいので、大学受験まで頼りになる学習漫画だと思います。
二位 集英社の学習まんが世界の歴史
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集英社は、初めて世界の歴史を漫画にした出版社です。
そのため、長年の間修正に修正を重ね、漫画でありながら、まるでドラマを見ているような臨場感あふれる仕上がりになっていて、読んでいくうちにいつの間にか歴史の世界に没頭してしまいます。
絵柄が少し古風なので、今時の漫画の絵柄を好むお子さんには合わないかもしれません。
集英社の学習漫画は、内容にもこだわっていて、西洋史、インド史、イスラム史などに歴史分けし、世界の歴史を総合的に理解できるよう工夫して作られています。
難易度もやさしく設定してあり、小学生から大学受験生まで、幅広い年齢層に人気の学習漫画です。
巻末に年表が付いているので、確認しながら読むことで知識の定着に繋がります。
三位 小学館版世界の歴史全17巻セット
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小学館の学習漫画「世界の歴史」は、高校生の日本史や世界史の教科書で有名な山川出版社の監修で作られているため、教科書に忠実な内容になっています。
教科書だけを読んでも、なかなか歴史の流れはつかめませんが、この学習漫画を全巻通して読むことで、教科書に書かれている世界の歴史の流れを面白く、わかりやすく理解することができます。
小学館の学習漫画の特徴は、コンパクトな学習漫画が主流な中、未だにハードカバーを貫いていることです。
ハードカバー版は、持ち運びが不便でかさばるという決定がありますが、耐久性には強く長持ちするという利点もあります。
絵柄は現代風ではありませんが、昔ながらの古風な絵柄に親御さんは懐かしさを感じるかもしれません。
ただやはり学研や角川のように、現代風の絵柄が好むお子さんもいらっしゃると思うので、そこは お子さんの好みに合わせるのが良いでしょう。
小学館の世界史の学習漫画は、高校生レベルの内容でありながら、小学校高学年ぐらいにもわかるように振り仮名が振ってあったり、漫画で補えない知識は、学習ページで解説を詳しくするなど工夫されているのも特徴です。
ただ、難易度は集英社、学研と比べると少し高めのようです。
同三位 角川まんが学習シリーズ世界史
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角川(kadokawa)の世界史の学習漫画は、得意なコンパクトな本作りの要素を取り入れ、今までの歴史漫画とは全く違う形態の学習漫画を出版しました。
サイズ的には、一般の大型コミックとほぼ同じです。
このサイズなら、通学のバスや電車の中でも、気軽に何度でも読むことができるし、知らないうちにどんどん歴史の知識が増えていきます。
「持ち出してどこでも気軽に読める」という、漫画の構造を十分に活かした形態は非常に評価できるポイントだと思います。
また絵柄も現代風なので、今時のイラストが好きなお子さんは漫画の世界により入りやすいと思います。
監修は、東大名誉教授の羽田正さんです。
角川の世界史漫画では、教科書の足りない点を補うために、学習漫画を通して世界の歴史という『物語』を書き、歴史の全体の流れをつかめるよう工夫されています。
角川の特徴や魅力としては、現代史について詳しく描かれている点で、令和になってからの出来事についても漫画で詳しく説明されています。
例えば、東日本大震災であったり、シリアの内戦 EU問題やトランプ大統領誕生、新型コロナウイルス感染症など最近の出来事についても詳しく触れられているので、中学受験の時事対策にも役に立ちます。
角川の学習漫画は、書店や図書館などにも置いてあると思いますので、ぜひ一度手に取っていただきたいと思います。
世界の歴史学習漫画まとめ
世界史の学習漫画は、小学生のうちから読ませるのであれば、学研、集英社のものがお勧めですが、大学受験で東大や京大、6大学を狙っているのであれば、小学館のものがいいでしょう。
ただ漫画であるため、絵の好き嫌いや理解しやすさも個人差があると思います。
一番は読み比べしてから購入することです。
図書館や書店などで一度てにとってみてはいかがでしょうか。
あとは、お子さんの意見を聞きつつ、一番良いものを選んでいただけたらと思います。