今度は『教科書からできる群読シリーズ台本集 2中学年編』を買ってみた

Last Updated on 2024年3月25日 by toshi

群読と劇はどう違うのか?

 

学習発表会で娘の学年の2年生は群読を発表しました。

その結果、思いのほか子供たちに評判がよかったようで、先生が授業に群読を取り入れたそうです。

群読は劇のようなイメージを持っていたのですが、実際は劇ではありません。

私のように間違ったとらえ方をしている方のために、群読はどんなものか少し紹介していきたいと思います。

 

役割音読と群読の違いとは?

 

役割音読は、何でしょうか?

簡単に言ってしまえば、劇は役割音読になります。

例えば、西遊記を劇でやるといった場合、最初に配役を決めると思います。

そして劇で出てくるそれぞれの会話を音読していくことによって、1つの物語を作るのです。

群読は集団で読みますが、劇は1人1人の声はそろえませんよね。

もちろん、みんなで声をそろえて読む箇所もありますが、それほど多くはありません。

簡単に言ってしまえば、群読は、数人、数十人が声をそろえて読むことです。

 

劇(役割音読)と群読の特徴

 

群読の特徴としては、言葉遊びや素晴らしい言葉の響きあいを楽しむこと、言い換えるなら日本語のすばらしさを再認識できる読み方と言えます。

役割音読である劇が、感動や楽しさを生むとしたら、群読は、読み手だけでなく、聞き手に対しても、何とも言えない爽快感を味合わせてくれる効果があります。

こういった視点で劇や群読を見てみると、また違った視点で見ることができます。

 

我が家の群読への取り組み

 

 

我が家では、最近家でも群読をします。

それは娘が、学校で群読をやってからどうしても家でもやりたいときかないため、みんな付き合っているからです。

メンバーは、祖父、祖母、私、嫁、娘で、一応最大5人は確保できています。

みんなあまり乗り気でない時もありますが、なんだかんだいっても娘がかわいいので参加してくれます。

私自身も仕事で疲れているときもありますが、できるだけ参加するようにしています。

学習発表会の前に教科書からできる群読低学年編を買ったのですが、もうほぼ読み切ってしまいました。

 

群読低学年編の詳しい内容は、下記記事をどうぞ

小学校2年生の学習発表会は『群読』に決定。親が読んでおきたいおすすめの本は?

 

なので、今度は群読中学年編を購入しました。

本の題名通り今回は、小学3年生,4年生の群読の台本が載っています。

今回も低学年編同様、本の最後に出典が書いてあり、光村出版、教育出版、学校図書、東京書籍の4つの教科書から厳選された作品が載っているので、いろいろな教科書を見比べられて、きちんと読んでいけば、必ず子供の勉強になると思います。

 

教科書からできる群読シリーズ〈第2巻〉中学年編

私が小学3年生の時に習った光村図書出版のつりばしわたれ』や『ちいちゃんのかげおくり』、北原白秋の『お祭り』など8つの物語や詩が収録されていて、読み進めていくうちに「あぁこの文章昔読んだな」と不思議な懐かしさを感じます。

良い作品は何年たっても変わらず残っていくものですね。

 

 

写真は、小学3年生の国語の教科書に載っているつり橋わたれです。

 

つり橋渡れあらすじ

 

つり橋渡れのあらすじを簡単に紹介すると、

お母さんが病気で、東京からおばあさんの家に預けられたトッコ。

東京の自慢話をしてしまい、おばあさんが紹介してくれた地元の子供から仲間外れにされてしまいます。

その子たちに悔しかったら「吊り橋わたってみろ」といわれるが怖くて渡れないトッコ。

一人で遊んでいると寂しくなって「ママー」と叫びます。

するとやまびこも「ママ―」と返します。

何度も繰り返していると、目の前に不思議な男の子が立っています。

その子が走ったので追いかけていくと、いつの間にか吊り橋を渡りきっていて、地元の子供にも認めてもらうことができたというお話。

でもその男の子には二度と会えませんでした。

何とも不思議な話ですね。

もちろん空想上の話です。

 

 

次は、ちいちゃんのかげおくりです。

この作品も小学3年生の光村図書出版の教科書に載っています。

ちなみに、ちいちゃんのかげおくりは、戦時中の物語で、実話であると言われています。

 

ちいちゃんのかげおくりあらすじ

 

ちいちゃんのかげおくりのあらすじを簡単に紹介します。

戦争中、ちいちゃんの親やお兄さんが亡くなり、最後は自分も家族でした影送りの思い出を思い出しながら亡くなってしまうという、何とも悲しく、せつないお話です。

ちいちゃんのかげおくりは、ぜひ教科書か絵本、あるいはこの本で読んでみてください。

 

この本には、そのほかにも群読できる素晴らしい台本、シナリオが多数収録されています。

そのような作品を『群読』を通じて、娘と一緒に読めるのはありがたいことです。

娘にとっても1年2年先の教科書を読むことができるので、先取り学習につながります。

今が中学年であれば、高学年編もあるので読んでみるのもいいかもしれませんね。

 

 群読をするとなぜ賢い子供になるのか?小学校高学年からでも遅くない群読学習

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