小学生日本の歴史学習漫画はこの5社で決まり+中学受験・低学年歴史学習漫画おすすめ

Last Updated on 2024年10月27日 by toshi

社会科の日本の歴史は、小学6年生からスタートします。

日本史の勉強といえば、教科書や年表を使ってひたすら年号、歴史上の人物を暗記するというイメージをもつ人も多いかもしれませんが、このやり方だと、覚えては忘れ、また覚えなおすという悪循環を繰り返してしまいます。

その結果として、日本史が苦手になってしまう子供たちも実際に存在します。

そうならないためにも何らかの対策は必要です。

その対策とは何でしょうか?

それは、日本史の学習漫画を読む事です。

 

日本史学習漫画がなぜおすすめなのか

 

小学生の同級生に歴史が得意な人がいました。

なぜそんなに日本史が得意なのか尋ねてみると、「日本史の学習漫画を読んでいるかな」と返答がありました。

確かに、日本史漫画は「マンガ」ではあるけれど東大教授などが監修してる学習漫画もあり、決して侮れないのです。

それでは、なぜ日本史の学習漫画がおすすめなのか具体的に紹介していきたいと思います。

 

日本史学習漫画の特徴

 

面白く、分かりやすい

日本史の教科書だと簡潔な文章で書かれているので、時代背景や通史が読み取りにくい傾向にありますが、日本史漫画は、イラストや写真、ストーリー性があり、面白く分かりやすく理解することができます。

歴史漫画を読むだけで、その時代に生きた偉人、考え方、歴史の過ち、成功などいろいろなことが学べるわけですから、楽に勉強したい小学生にはまさにうってつけだと思います。

 

記憶に残る

日本史の教科書には写真はありますが、絵やイラストはなくほとんど文章で書かれています。

例えば、源頼朝は1192年に鎌倉幕府を作ったとか豊臣秀吉が1590年に天下統一したといった具合です。

この程度なら、簡単に覚えられるでしょうが、文章だけでは具体的なイメージできないし、長期的には記憶に残りません。

なぜなら、人間は機械的に覚えたことはすぐに忘れてしまうからです。

ところが、学習漫画で豊臣秀吉は、尾張(今の名古屋市)に百姓の子として生まれ、織田信長にその才能を認められ、出世していき、最後は天下統一を果たした・・・と一連の流れを人物やその時代の建物などのイラストや文章で読んだ場合はどうでしょうか。

つまり、教科書で人物や年表を暗記した場合よりも、日本史漫画を繰り返し読んだほうが確実に記憶に残るのです。

歴史の大まかな流れを一通り漫画で読み、その人物が生きてきた時代背景を理解することこそ、実は日本史の勉強では最も重要なのです。

この流れを楽しく、わかりやすく学べるのが、日本の歴史の学習漫画になります。

 

図書館で子供のお気に入りを見つける

 

日本史の学習漫画は、いろいろな出版社から販売されていてそれぞれ特徴があります。

では、日本史の学習漫画はどれを選べば良いのでしょうか?

まずは、お子さんと一緒に図書館に行き、試し読みすることをおすすめします。

選ぶポイントとしては、

 

  1. 漫画のイラストが(子供の)好みである
  2. 内容が分かりやすい
  3. 子供が気に入った本

 

中でも3番目の子供が気に入った学習漫画を選ぶことは重要です。

なぜかと言うと、子供は気に入らない本だと途中で読まなくなるからです。

せっかく購入しても、読まなくては何の役にも立ちません。

特に全巻セットで購入する際は十分注意してください。

 

小学生におすすめ日本の歴史漫画ランキング

 

 

1位 学習まんが少年少女日本の歴史全巻セットシリーズ

学習まんが少年少女日本の歴史全23巻新セット (日本の歴史全23巻 新セット)


日本史漫画の鉄板と呼ばれ、ロングセラーを記録しているのは、小学館で出版されている学習漫画少年少女日本の歴史です。

漫画でありながら歴史上の重要な内容、人物像や時代背景がきちんとおさえられてありストーリー性もあるので、最後まで楽しく読むことができます。

2020年には、売り上げ累計2020万部を突破し、日本で最も売れた学習漫画と言われ子供から大人まで幅広い年齢層に人気があります。

全巻セットで23巻あり、内容的にもしっかりまとめられているので、日本の歴史の流れを知るには1番分かりやすい本だと思います。

学年で一番成績が悪いギャルが、見事慶応大学に合格したという「ビリギャル」という本は有名ですが、この本の主人公ビリギャルが大学受験で『少年少女日本の歴史』を読み高得点を上げたことからも、受験にも十分通用する内容であることが分かるでしょう。

どれを買っていいか迷っているのであれば、この漫画で間違いないと思います。

 

2位 角川まんが学習シリーズ日本の歴史

 


角川日本の歴史学習漫画の特徴

日本史の学習漫画と言えば、ハードカバーが多く、持ち歩きには不向きな重い本が主流でした。

角川(kadokawa)では、得意なコンパクトな本作りの要素を取り入れ、今までの歴史漫画とは全く違う形態の学習漫画を出版しました。

サイズ的には、一般の大型コミックとほぼ同じです。

このサイズなら、通学のバスや電車の中でも、気軽に何度でも読むことができるし、知らないうちにどんどん歴史の知識が増えていきます。

ハードカバーだと、本棚からなかなか取り出さず、結局何回も読まなかった・・なんてことにもなりかねません。

その点では、「持ち出してどこでも気軽に読める」という、漫画の構造を十分に活かした形態は非常に評価できるポイントだと思います。

 

『東大流』という学習漫画の新しい流れ

 

監修は、東大教授の山本博文さんです。

この学習漫画シリーズでは、いわゆる東大流と呼ばれる学習方法を取り入れています。

歴史の教科書には、人物、地名、年号などが中心で、肝心な部分、例えばなぜその人物がそういった事件を起こしたとか、詳しい部分が書かれていません。

角川の日本史漫画では、教科書の足りない点を補うために、学習漫画を通して日本の歴史という『物語』を書き、歴史の全体の流れをつかめるようにしました。

これが、いわゆる東大流』と呼ばれる学習法です。

教科書は、いわば点と点で、内容を理解して覚えるにはなかなか難しいですが、学習漫画ならこの点と点が、一つのつながった物語として理解できます。

用語や、年号の記憶だけなら、すぐに忘れてしまう可能性もありますが、物語を通じて用語や年表を覚えれば、記憶の定着率は確実にアップします。

この「東大流」が、角川学習漫画の強みです。

またイラストもスタジオジブリの近藤克也さん、ケロロ軍曹の作者吉崎カノンさん、デスノートの作者の小幡健さんなど、人気の作家さんが描いているので子供にも人気があります。

一度手に取って、その読みやすさ、面白さを実感していただけたらと思います。

 

近現代史の解説が詳しい

角川漫画は、近現代史が詳しいというのも一つの魅力です。

近現代史は全3冊に分かれており、「大正から激動の昭和へ」 「戦中戦後の日本」「現代日本と世界」に分かれています。

第一次世界対戦から平和の終わりまでを全3巻で詳細に描き、難しい、わからないと敬遠されがちな近現代史が小学生でも分かりやすいように解説されているのが特徴です。

 

角川漫画学習シリーズ日本の歴史電子書籍版

発売から1年足らずで累計200万部を突破した角川漫画学習シリーズ「日本の歴史」は、全15巻ですが、電子特別版として、5冊づつの合本版もあります。

1巻から5巻までをまとめた本書では、旧石器時代から鎌倉末期までが一気に読むことができます。

電子特別版は漫画のみを収録。電子書籍Kindle 版は、税込2920円です。

一冊600円弱なのでかなりお得ですよね。

また、南北朝から江戸時代、幕末から現代までがこちらも5冊合本版になってます。

Kindle版だと持ち運びに便利でどこでも読めるので重宝すると思いますよ。

 

3位 集英社の学習漫画日本の歴史

 

 

集英社の日本史漫画の特徴は、受験生が苦手な近現代史にも力を入れていて、昭和から平成の出来事まで何冊にもわたって解説されているところです。

もちろん近現代史だけでなく、他の時代も詳しく記されているので、中学受験や大学受験をする高校生まで幅広く役に立つと思います。

また、子供でも読みやすいようコマ割りが大きかったり、解説がわかりやすかったりなどいろいろ配慮されている点もおすすめの理由の一つです。

順位的には3位に位置づけていますが、1,2位に決して劣らない内容の学習漫画だと思います。

 

同率3位 DVD付き 学研漫画 NEW日本の歴史 4大特典付き 全14巻セット

 

DVD付 学研まんが NEW日本の歴史 4大特典付き全14巻セット


学研漫画NEW日本の歴史は、2022年11月8日に刊行されました。

ソフトカバー使用で読みやすく、小、中、高生に人気の学習漫画で、全14巻と4大特典付きの豪華セットになっています。

この学研漫画の大きな特徴としては、歴史漫画としては類を見ないDVD付きで、オールカラーの漫画はもちろん、受験参考書並みの充実した資料や日本の歴史年表がついていて、語呂合わせで年代の早覚えができます。

他にも、写真で見る平成史も付属しているので、より理解が深まり知識が定着します。

新学習指導要項にもきちんと沿っているので、集英社と同様堂々3位以上の本だと思います。

 

4位 日本史探偵コナン

 

日本史探偵コナンは、名探偵コナンの歴史漫画で、全12巻構成になっています。

内訳としては、縄文時代、弥生時代、飛鳥時代、奈良時代、平安時代、鎌倉時代、室町時代、戦国時代、江戸時代、幕末、明治時代、昭和時代に分かれています。

 

日本史コナンのストーリー

過去の時代へ飛ばされた少年少女=タイム ドリフターは果たして、名探偵コナンの助けを借りて現代へ戻れるのかというシンプルな内容になっています。

過去〜現代を行き来するところは、タイムワープシリーズとちょっと似ているかもしれないですね。

 

日本史探偵コナンがなぜおすすめなのか

小学校低学年でも自分で読める

大人気キャラクターとコンパクトにまとまった漫画、しかもふりがな付きで読みやすく、またとても楽しめる内容なので、小学校低学年ぐらいでも自分で読むことができ、気軽に日本の歴史に触れることができます。

 

一巻ごと完結なので読みやすい

また、時代ごとに一巻で完結する内容になっているので、読みやすく12巻を通して読む頃には通史が理解できるようになっています。

もちろん、小学館から出版されてるので、内容的にも十分な内容になってます。

 

その時代をより詳しく知りたいのなら「その時歴史が動いたがおすすめ」

 

「その時歴史が動いた」は、歴史のターニングポイントとなった出来事の日付を「その時」と定義し、そこに至るまでの状況や人間模様を漫画で解説しています。

この学習漫画は、「人間のドラマが歴史だ」と定義し、様々な人間の決定的瞬間や決断の時に、「人は何を考え、どう動いたか」を取り上げ、その時が後の日本の歴史とどう関わっていくかを詳しく説明しています。

発行はホーム社、出版は集英社。

各ストーリーは 1話完結の読み切り。

世界史革命編や女たちの決断編、感動スポーツ編、経済立国編、維新の夜明け編、昭和史激動編、昭和史戦争への道編など、様々な内容で出版されていて、文庫版は2024年2月現在 51巻に達しています。

子供が読んでも、大人が読んでも、思わず引き込まれる内容になってますので、楽しく日本の歴史を学びたい方はぜひ読んでみてください。

 

中学受験におすすめの日本史学習漫画

 

日能研監修の小学館ドラえもんシリーズ

 

ドラえもん日本の歴史全3巻:ドラえもん学習シリーズ社会科おもしろ攻略 (ドラえもんの学習シリーズ)


ドラえもんの日本の歴史がわかるシリーズ3冊で中学受験対策はバッチリ

中学入試に高い実績をもつ浜学園監修の学習漫画です。

中学受験にでやすい問題、傾向などを踏まえて漫画のストーリーが展開されているので、中学受験の基礎固めには最適な本です。

中学受験対応なので、小学4年生ぐらいからでないと理解するのはなかなか難しいでしょう。

もちろんこの学習漫画だけで中学受験対策は難しいので、あくまで入門編としてとらえたほうが良いと思います。

 

中学入試のパイオニア 朝日小学生新聞が出版している学習漫画 日本の歴史全7巻

 

朝日小学生新聞の学習まんが 日本の歴史きのうのあしたは……(7巻セット)

小学生が過去の時代にタイムスリップし、歴史を学んでいくストーリーです。

過去にさかのぼるという点においては、タイムワープシリーズにも似ている気がします。

時代背景や設定が丁寧に描かれていたり、何回でも手軽に読み返せます。

難易度も中学受験レベルに対応できるように設定されているので、受験に役に立ったなどの読者の声も多数聞かれるようです。

知識を確実にするために、巻末毎に音読シート、歴史用語書き取りプリント、確認テストもついています。

ただ、この漫画だけで中学受験対策は難しいので、プラスアルファの学習が必要だと思います。

 

 

中学受験レベルにも対応 集英社の学習漫画日本の歴史

 

先ほどおすすめ3位で登場した集英社の日本史学習漫画です。

集英社の日本史漫画は、わかりにくく、時間がかかる近現代史、特に昭和から平成の出来事が丁寧に描かれているので、時間のない中学受験生に役に立つと思います。

難易度が少し高めなところも中学入試をするお子さんにはちょうど良いですよね。

すきま時間や受験勉強の息抜きにぜひ読んでほしい学習漫画です。

 

世界史は小学生から大学受験対策を学習漫画おすすめ3選

 

低学年に人気の日本史学習漫画おすすめ

 

最後に、日本史漫画を読ませたいけど低学年だから難しいかなと思われている親御さんのために、低学年向けの日本史漫画を紹介したいと思います。

低学年でも読める日本史漫画は、面白いものが多く、ギャグなども満載で子供を飽きさせないといった工夫が凝らしてあるのが特徴です。

 

中学受験に強い朝日小学生新聞社のタイムワープシリーズ

 

日本史漫画タイムワープシリーズでは、小学生たちが日本の様々な時代にタイムワープし、その時代の重要人物、出来事などを体験していきます。

人気のあった前作サバイバルシリーズ日本史よりも学習内容はさらに詳しく掘り下げられていて、新学習指導要領にも対応しています。

 

低学年におすすめサバイバルシリーズ(タイムワープ)の詳細は 下記記事をどうぞ

サバイバルシリーズ(タイムワープ)日本史ってどう?低、中学年におすすめの理由

 

サバイバルシリーズからの定番であるギャグも満載で、低学年の子供であっても楽しく読むことができます。

ギャグ漫画の要素もありながら、物語の区切りごとに、重要な歴史用語、人物、歴史解説、資料などが掲載されているので、合わせて読めば一冊読むだけでも相当な力がつきます。

 

歴史漫画タイムワープシリーズ 通史編【全14巻セット】 別巻1冊セット

かわいいがキャラクターで女子を虜に ねこねこ日本史

 

                引用元ねこねこ日本史公式ホームページ

ねこねこ日本史とは、歴史上の人物を猫にした4コマ漫画です。

ただ、一部例外があり、秀吉や家康は猿やタヌキになっています。

登場キャラクターがほぼ猫なので、猫好きの小学生や大人の女子にもおすすめです。

また、NHKのEテレでアニメ版も見ることができますので、ぜひ一度見てみてください。

ねこねこ日本史についてもう少し詳しく知りたい方は下記記事をどうぞ

ねこねこ日本史で楽勉できる?口コミや効果、評価のまとめ

 

日本史学習漫画まとめ

今回紹介した日本史学習漫画はどれも人気のある本です。

特に小学館、角川、集英社の日本史漫画はどれを購入したとしてもはずれはないと思います。

一つ注意してほしいのは、子供は漫画家の描く人物の好き嫌いが少なからずあるようです。

必ず図書館などで、一度試し読みさせてから購入したほうが良いと思います。

今回の記事がお子さんの日本史の成績アップにつながれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください