小学生日本の歴史学習漫画おすすめはこの3社で決まり

 

社会科の日本の歴史は、小学6年生からスタートします。

日本史の勉強といえば、教科書や年表を使ってひたすら年号、歴史上の人物を暗記するというイメージをもつ人も多いかもしれません。

ただ、このやり方だと、覚えては忘れ、また覚えなおすという悪循環を繰り返してしまいます。

その結果として、日本史が嫌いになってしまう子供たちも実際に存在します。

そうならないためにも何らかの対策は必要です。

その対策とは何でしょうか?

それは、日本史の学習漫画を読む事です。

 

 

日本史学習漫画がなぜおすすめなのか

 

私が小学生の時、同級生に歴史にとても詳しい人がいました。

特に近代、中世だけなら右にでるものはいませんでした。

なぜそんなことが起こったかというと、そういった子どもは日本史の学習漫画を読んでいたからです。

日本史漫画は、「マンガ」ではあるけれど東大教授などが監修してる学習漫画であり、決して侮れないのです。

 

日本史学習漫画の特徴

 

面白く、分かりやすい

日本史の教科書だと簡潔な文章で書かれているので、なかなかそれが読み取れません。

日本史マンガの特徴の一つとして、イラストや写真、ストーリーなどで、面白く分かりやすく伝えられることが挙げられます。

歴史漫画を読むだけで、その時代に生きた偉人、考え方、歴史の過ち、成功などいろいろなことが学べるわけですから楽に勉強したい小学生にはまさにうってつけだと思います。

 

記憶に残る

小学校の日本史の教科書をみてみると写真はありますが、絵やイラストはなくほとんど文章で書かれています。

例えば、源頼朝は1192年に鎌倉幕府を作ったとか豊臣秀吉が1590年に天下統一したといった具合です。

2つぐらいなら、簡単に覚えられるでしょうが、文章だけでは具体的にイメージできないし、長期的には記憶に残りません。

なぜなら、人間は機械的に覚えたことはすぐに忘れてしまうからです。

ところが、学習漫画で豊臣秀吉は、尾張(今の名古屋市)に百姓の子として生まれ、織田信長にその才能を認められ、出世していき、最後は天下統一を果たした・・・と一連の流れを絵(人物やその時代の建物などのイラスト)と文章で読んだ場合はどうでしょうか。

教科書で人物や年表を暗記した場合よりも、日本史漫画を繰り返し読んだほうが確実に記憶に残るのです。

歴史の大まかな流れを一通り漫画で読み、その人物が生きてきた時代背景を理解することこそ、実は日本史の勉強では最も重要なのです。

この流れを楽しく、わかりやすく学べるのが、日本の歴史の学習漫画ということになります。

 

 

図書館で子供のお気に入りを見つける

 

さてこの日本史の学習まんがですが、実はいろいろな出版社から販売されていてそれぞれ特徴があります。

まずはお子さんと一緒に図書館に行き、試し読みをしてみてください。

選ぶポイントとしては、

 

  1. 漫画のイラストが好みである
  2. 内容が分かりやすい
  3. 子供が気に入った本

 

中でも3番目の子供が気に入った学習漫画を選ぶことは重要です。

なぜかと言うと、子供は気に入らない本だと途中で読まなくなるからです。

せっかく購入しても、読まなくては何の役にも立ちません。

特に全巻セットで購入する際は十分注意してください。

 

 

小学生におすすめ日本の歴史漫画ランキング

 

 

分かりやすさ1位、学習まんが少年少女日本の歴史全巻セットシリーズ

学習まんが少年少女日本の歴史全23巻新セット (日本の歴史全23巻 新セット)


日本史漫画の鉄板と呼ばれ、ロングセラーを記録しているのは、小学館で出版されている学習漫画少年少女日本の歴史は、です。

漫画でありながら歴史上の重要な内容、人物像や時代背景がきちんとおさえられてありストーリー性もあるので、最後まで楽しく読むことができます。

2020年には、売り上げ累計2020万部を突破し、日本で最も売れた学習漫画と言われ子供から大人まで幅広い年齢層に人気があります。

全巻セットで23巻あり、内容的にもしっかりまとめられているので、日本の歴史の流れを知るには1番分かりやすい本だと思います。

学年で一番成績が悪いギャルが、見事慶応大学に合格したという「ビリギャル」という本は有名ですが、この本の主人公ビリギャルが大学受験で『少年少女日本の歴史』を読み高得点を上げたことからも、受験にも十分通用する内容であることが分かるでしょう。

どれを買っていいか迷っているのであれば、この漫画が間違いないと思います。

 

 

2位 東大流で歴史攻略 角川まんが学習シリーズ日本の歴史

 

角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 全15巻 別巻4冊セット

 

角川日本の歴史学習漫画の特徴

 

日本史の学習漫画と言えば、ハードカバーが多く、持ち歩きには不向きな重い本が主流でした。

角川(kadokawa)では、得意なコンパクトな本作りの要素を取り入れ、今までの歴史漫画とは全く違う形態の学習漫画を出版しました。

サイズ的には、一般の大型コミックとほぼ同じです。

このサイズなら、通学のバスや電車の中でも、気軽に何度でも読むことができるし、知らないうちにどんどん歴史の知識が増えていきます。

ハードカバーだと、本棚からなかなか取り出さず、結局何回も読まなかった・・なんてことにもなりかねません。

その点では、「持ち出してどこでも気軽に読める」という、漫画の構造を十分に活かした形態は非常に評価できるポイントだと思います。

 

『東大流』という学習漫画の新しい流れ

 

監修は、東大教授の山本博文さんです。

この学習漫画シリーズでは、いわゆる東大流と呼ばれる学習方法を取り入れています。

歴史の教科書には、人物、地名、年号などが中心で、肝心な部分、例えばなぜその人物がそういった事件を起こしたとか、詳しい部分が書かれていません。

角川の日本史漫画では、教科書の足りない点を補うために、学習漫画を通して日本の歴史という『物語』を書き、歴史の全体の流れをつかめるようにしました。

これが、いわゆる『東大流』と呼ばれる学習法です。

教科書は、いわば点と点で、内容を理解して覚えるにはなかなか難しいですが、学習漫画ならこの点と点が、一つのつながった物語として理解できます。

用語や、年号の記憶だけなら、すぐに忘れてしまう可能性もありますが、物語を通じて用語や年表を覚えれば、記憶の定着率は確実にアップします。

この「東大流」が、角川学習漫画の強みです。

一度手に取って、その読みやすさ、面白さを実感していただけたらと思います。

 

 

3位は、大学受験に効果を発揮 集英社の学習漫画日本の歴史

 

集英社 学習まんが 日本の歴史 全20巻 2020年版特典セット【2冊分お得な特別定価】(全面新版 学習漫画 日本の歴史)


2020年にリニューアルしたばかりなので、より詳しい内容、最新の研究が組み込まれています

集英社の日本史漫画の特徴は、受験生が苦手な近現代史にも力を入れていて、昭和から平成の出来事まで何冊にもわたって解説されているところです。

もちろん近現代史だけでなく、他の時代も詳しく記されているので、中学受験や大学受験をする高校生まで幅広く役に立つと思います。

また、子供でも読みやすいようコマ割りが大きかったり、解説がわかりやすかったりなどいろいろ配慮されている点もおすすめの理由の一つです。

順位的には3位に位置づけていますが、1,2位に決して劣らない内容の学習漫画だと思います。

 

 

中学受験生におすすめの日本史学習漫画

 

日能研監修の小学館ドラえもんシリーズ

 

ドラえもん日本の歴史全3巻:ドラえもん学習シリーズ社会科おもしろ攻略 (ドラえもんの学習シリーズ)


ドラえもんの日本の歴史がわかるシリーズ3冊で中学受験対策はバッチリ

中学入試に高い実績をもつ浜学園監修の学習漫画です。

中学受験にでやすい問題、傾向などを踏まえて漫画のストーリーが展開されているので、中学受験の基礎固めには最適な本です。

中学受験対応なので、小学4年生ぐらいからでないと理解するのはなかなか難しいでしょう。

もちろんこの学習漫画だけで中学受験対策は難しいので、あくまで入門編としてとらえたほうが良いと思います。

 

 

中学入試のパイオニア 朝日小学生新聞が出版している学習漫画 日本の歴史全7巻

 

朝日小学生新聞の学習まんが 日本の歴史きのうのあしたは……(7巻セット)

小学生が過去の時代にタイムスリップし、歴史を学んでいくストーリーです。

過去にさかのぼるという点においては、タイムワープシリーズにも似ている気がします。

時代背景や設定が丁寧に描かれていたり、何回でも手軽に読み返せます。

難易度も中学受験レベルに対応できるように設定されているので、受験に役に立ったなどの読者の声も多数聞かれるようです。

知識を確実にするために、巻末毎に音読シート、歴史用語書き取りプリント、確認テストもついています。

ただ、この漫画だけで中学受験対策は難しいので、プラスアルファの学習が必要だと思います。

 

 

中学受験レベルにも対応 集英社の学習漫画日本の歴史

 

集英社 学習まんが 日本の歴史 全20巻 2020年版特典セット【2冊分お得な特別定価】(全面新版 学習漫画 日本の歴史)

先ほどおすすめ3位で登場した集英社の日本史学習漫画です。

集英社の日本史漫画は、わかりにくく、時間がかかる近現代史、特に昭和から平成の出来事が丁寧に描かれているので、時間のない中学受験生に役に立つと思います。

難易度が少し高めなところも中学入試をするお子さんにはちょうど良いですよね。

すきま時間や受験勉強の息抜きにぜひ読んでほしい学習漫画です。

 

▹世界史は小学生から大学受験対策を学習漫画おすすめ3選

 

 

低学年に人気の日本史学習漫画おすすめ

 

最後に、日本史漫画を読ませたいけど低学年だから難しいかなと思われている親御さんのために、低学年向けの日本史漫画を紹介したいと思います。

低学年でも読める日本史漫画は、面白いものが多く、ギャグなども満載で子供を飽きさせないといった工夫が凝らしてあるのが特徴です。

 

 

中学受験に強い朝日小学生新聞社のタイムワープシリーズ

 

 

日本史漫画タイムワープシリーズでは、小学生たちが日本の様々な時代にタイムワープし、その時代の重要人物、出来事などを体験していきます。

人気のあった前作サバイバルシリーズ日本史よりも学習内容はさらに詳しく掘り下げられていて、新学習指導要領にも対応しています。

 

▷低学年におすすめサバイバルシリーズ(タイムワープ)の詳細は 下記記事をどうぞ

サバイバルシリーズ(タイムワープ)日本史ってどう?低、中学年におすすめの理由

 

サバイバルシリーズからの定番であるギャグも満載で、低学年の子供であっても楽しく読むことができます。

ギャグ漫画の要素もありながら、物語の区切りごとに、重要な歴史用語、人物、歴史解説、資料などが掲載されているので、合わせて読めば一冊読むだけでも相当な力がつきます。

 

歴史漫画タイムワープシリーズ 通史編【全14巻セット】 別巻1冊セット

かわいいがキャラクターで女子を虜に ねこねこ日本史

 

                引用元ねこねこ日本史公式ホームページ

 

ねこねこ日本史とは、歴史上の人物を猫にした4コマ漫画です。

ただ、一部例外があり、秀吉や家康は猿やタヌキになっています。

登場キャラクターがほぼ猫なので、猫好きの小学生や大人の女子にもおすすめです。

また、NHKのEテレでアニメ版も見ることができますので、ぜひ一度見てみてください。

 

 

ねこねこ日本史は何歳から?

我が家では小学校低学年(6歳ぐらい)から4コマ漫画を読んでいますが、4、5歳ぐらいでも充分楽しめると思います。

ただ一番いいのは、親子で一緒に読むことですね。

子供のためにぜひ時間をとってあげてください。

 

▷ねこねこ日本史についてもう少し詳しく知りたい方は下記記事をどうぞ

 

ねこねこ日本史で楽勉できる?口コミや効果、評価のまとめ

 

 

日本史学習漫画まとめ

 

今回紹介した日本史学習漫画はどれも人気のある本です。

特に小学館、角川、集英社の日本史漫画はどれを購入したとしてもはずれはないと思います。

一つ注意してほしいのは、子供は漫画家の描く人物の好き嫌いが少なからずあるようです。

必ず図書館などで、一度試し読みさせてから購入したほうが良いと思います。

今回の記事がお子さんの日本史の成績アップにつながれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

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