小学生のうちにぜひ読んでほしい東大生おすすめ本ランキング

Last Updated on 2024年3月24日 by toshi

最近の脳科学研究の観点から、小さいうちから本を読むことは脳にとても良い影響を与えることが注目されています。

脳には脳番地があり、本を読む時に使うのは思考系の脳番地であり、物事を深く考える時にこの脳番地を刺激することで、学力の向上につながるのではないかと思います。

実際、東大に合格するようなお子さんは幼少の頃から本をたくさん読んでいたといった話もよく聞きます。

では、勉強ができるようになるにはどんな本を読めば良いのでしょうか?

そこで今回は小学生のうちにぜひ読んでほしい東大生おすすめの本を紹介していきたいと思います。

 

読み聞かせの時親が気を付けたいことは、下記記事をどうぞ

本の『読み聞かせ』必ず効果が出る驚くべきやり方とは

 

東大生が子供の時読んだ本

以前、テレビで現役東大生に子供の時に読んだ本という番組が放送されていました。

今回の記事では、その時の内容を踏まえてランキング形式で本を紹介します。

順位は私の独断と偏見によるものも含まれるので、本を購入する際の参考にして頂ければと思います。

 

1位 ハリーポッターシリーズ

 

東大生が小学生のうちに読んでおきたい本として毎年上位にランクインしているのが、ハリーポッターシリーズです。

ハリーポッターは、イギリスの作家J.Kローリングによって書かれた小説です。

ハリーポッターと賢者の石が1997年にベストセラーになり、児童文学の枠を超えて世界的なベストセラーになりました。

有名塾浜学園でも、小学4年生から6年生で人気の本の中にハリーポッターシリーズがランクインしています。

ちなみに、対象年齢は11歳ぐらい~高学年ならある程度読めるのではないかと思います。

ちなみに、ハリーポッターシリーズは全8作品あり、ハリーポッターの本が出版された順番としては、

  1. ハリーポッターと賢者の石
  2. ハリーポッターと秘密の部屋
  3. ハリーポッターとアズカバンの囚人
  4. ハリーポッターと炎のゴブレット
  5. ハリーポッターと不死鳥の騎士団
  6. ハリーポッターと謎のプリンス
  7. ハリーポッターと死の秘宝パート1、ハリーポッター 死の秘宝パート2

ハリーポッターシリーズの最新作は、ハリーポッターと呪いの子というタイトルで8番目の物語として出版されています。

ハリーポッターと呪いの子は、JK ローリングとジョン・ティファニー・ジャックソーンによる原作をもとにソーンが作成しました。

ちなみにハリーポッターと呪いの子はもともと舞台でのみ見られるもので、その脚本になります。

ハリーポッターシリーズのおすすめの理由としては、世界的な有名な児童文学であり、独特の世界観が子供の想像力を育てること、文章量があり、読解力や1冊読み終えた後の達成感を味わえることが挙げられます。

ページ数もあり、学年によっては内容を理解するのが難しい本ともいえますが、ぜひ一度試しに読んでほしい本です。

 

ハリーポッター小学生が読むなら文庫本かペガサス文庫どっち?

 

2位 もも

 

 

モモは、ドイツの作家であるミヒャエル・エンデにより1973年に発表された児童文学作品です。

1974年にはドイツ児童文学賞を受賞しています。

発行部数は、一位はドイツ、2位は日本で、ドイツの名作でありながら日本においても人気の作品の一つです。

女優の小泉今日子さんがファンであったり、ドラマ35歳の少女ではももの言葉が何度か登場していることからも日本人には馴染みの作品であることが伺われます。

モモは、時間を大切にすることをテーマにしたファンタジー小説で、著者は、時間を大切にしないと不幸になると、子供たちにメッセージを送っています。

ちなみに、エンデの他の作品として、はてしない物語が有名です。

はてしない物語は、映画 ネバーエンディングストーリーの原作と言われています。

ちなみに、対象年齢は10歳ぐらい~高学年ならある程度読めるのではないかと思います。

機会があれば、こちらの本や映画も見てみてくださいね。

 

東大生おすすめ 賢い子供の知性を育てる名作「モモ」は小学生のうちに読もう

 

3位 ぼくらの7日間戦争

 

 

ぼくらの7日間戦争とは、子供達から絶大な人気を集めてきました児童向け小説で、昭和から令和の時代まで何世代にも渡って読み継がれてきた名作です。作者は、名古屋日本大学芸術学部卒業した、宗田修さんです。ぼくらの7日間戦争に始まるぼくらシリーズがベストセラーになり、現在も年2冊は書き下ろししているそうです。

ぼくらの7日間戦争の内容を簡単に説明すると、明日から夏休みという日東京下町の中学校に通う1年2組の男性と全員が突然姿を消しました。 河川敷にあった廃工場を開放区と呼び籠城。 女子生徒たちと協力し合い教師が大人を相手起こした反乱の行方はどうなるのか?といった内容の本です。

大人になってみるとなかなか現実では考えられないような内容ではありますが、そこが子供の視点からみれば共感でき、面白いと感じるところかもしれません。

主人公も親友の相原もみんな普通の子供です 特別な才能があるわけじゃないし、とりわけ勉強ができるわけでもない普通の子だからこそ自分と重ねて考えられたのかもしれません。

ただ、内容的に中学年では若干難しいかもいれないので、対象年齢は11歳ぐらいの高学年かと思います。

私が勧めた時は、嫌々ながらよんでいた娘があっという間にその世界観に引き込まれ、面白いと言って一気に読んでしまったぐらいですから騙されたと思って読んでみるのもよいかもしれませんよ。

 

4位 きまぐれロボット

 

 

気まぐれロボットは、SF作家の星新一によるショートショート集です。ショートショートは、400字詰め原稿用紙10枚分ぐらいの短い小説なので、小学生には読みやすいと思います。 この作品は大人と子供のための小説として綴られています。 作者の星新一は、東京生まれで 東京大学農学部卒業しています。 1957年に「エキストラ」でデビュー。 代表作に「ボッコちゃん」 「盗賊会社」「気まぐれロボット」などがあります。 日本SF作家クラブの初代会長で1968年に妄想銀行及び過去の業績により日本推理作家協会賞を受賞 。1983年に目標だった ショートショート1001を達成しました。

お金持ちのN氏は博士が最も優秀と自慢するロボットを購入しました。 このロボットはオールマイティで時々暴れたり、逃げたりすることがあり、N氏は、ひどいロボットを買わされたと怒り、博士に文句を言いますが…

星新一さんの独特のアイディアと特殊な展開が、この物語を魅力的に彩っています。ロボットと人間の共存や便利な機械の故障によるユーモアだったりバラエティ溢れる生活の描写が読者を引き込むことでしょう。

星さんの作品は、私が中学生の時に教科書に掲載されているのを読んでから、今でも時々本を購入しています。

ちなみに、対象年齢は11歳ぐらい~高学年ならある程度読めるのではないかと思います。絵本や漫画もあるので難しければそちらから読むのもいいと思います。

大人でも平凡な人生にちょっとしたスパイスを取り入れた人には読んでほしい本です。

 

小学校高学年のうちに読んでおきたい SFの名作 気まぐれロボット

 

5位 マジックツリーハウス

 

マジックツリーハウスは、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどの授業で使用され、全世界で1億4000万部も売れている大人気の本です。

マジックは、英訳で魔法。ツリーハウスは、木の上の小屋という意味です。

物語の主人公である、兄のジャックと妹のアニーが魔法のツリーハウスを使って、時空旅行をする物語。

本の中限定ではありますが、時間を超えて世界中のいろいろな場所を訪れ楽しめるところが人気の秘密だと思います。

また、子供が本を読み、大好きな冒険の世界に引き込まれているうちに、いつの間にか文章力がアップしたり、地理や世界の歴史などの知識も身についたりします。

国語だけでなく、社会の勉強にもつながるまさに学習に特化した本と言えます。

ちなみに、対象年齢は9歳ぐらい~中学年ならある程度読めるのではないかと思います。

 

東大生おすすめの本はマジックツリーハウス 中学受験対策にも驚くべき効果

 

6位 それいけズッコケ3人組

 

Z1それいけズッコケ三人組 (ポプラ社文庫 A 145)

 

ズッコケ3人組は、小学生向けの児童文学で、著者は那須正幹さんです。

私が子供の時に人気のあったズッコケシリーズは、大人の勧めで読んでみて面白いのでファンになったというお子さんも多いようです。

簡単なあらすじとしては、中国地方にある町で、稲穂県ミドリ市花山町を舞台にハチベエ 八谷 良平 ハカセ 山中正太郎 モーちゃん 奥田三吉の3人の小学6年生を中心に物語が展開され様々なテーマで描かれています。何度もテレビアニメ化やテレビドラマ化がされているほか 映画化もされています。第一作となるそれ行けズッコケ3人組は短編がいくつか納められていて入門編としても ぴったりです。 子供の頃すっかりはまってしまって、どんどん次を読んでも満足しきれなかった思いがあります。

昭和の本なので令和の子供たちに合わないのではと思うかもしれませんが、意外に現代の子供たちにも通じるところがあるようですね。ちなみに、対象年齢は9歳ぐらい~中学年ならある程度読めるのではないかと思います。

大人がKindleで再度読む方が多いようですが、やっぱり面白いという感想が多く聞かれます。

ぜひ親子で読んでほしい本です。

 

7位「ダレンシャン」

 

 

ダレンシャンとは、友達の命を救うために半バンパイアになった少年の名前で、そのダレンシャンの過酷な運命、壮絶な戦いを綴ったダークファンタジー小説です。

作者も主人公と同じダレンシャンで、ダレンシャンがいとこに見せるために遊びで書いていた小説が思ったよりも面白く、そのまま小説家になってしまったという少々変わった経歴を持っています。

日本では2001年~2004年まで刊行されシリーズ全巻で12巻、外伝1巻で700万部突破するほどの大人気の小説です。

一人一人個性がある人物像と、程よいブラック感のあるストーリーはある意味鬼滅の刃に似ているかもしれませんね。

ちなみに、対象年齢は9歳ぐらい~中学年ならある程度読めるのではないかと思います。

騙されたと思ってぜひ読んでほしい一冊です。

 

「ダレンシャン」を読むと読解力、国語力が伸びる?

 

8位 君たちはどう生きるか

 

君たちはどう生きるかは、岩波書店によって1982年11月16日出版された吉野源三郎さんによる著書です。 この本では、人間の生きざまについて書かれており、どう生きてゆこうかと考えたり、どう生きてゆくのが正しいのかと疑ったりするのは人間の証拠であると著者の吉野さんは本書を通じて教えてくれます。 本書の中で印象に残るのは、いじめ問題です。貧富の差でさえ学校ではいじめにつながることが、本書でははっきりと描かれています。 大人の中にはいじめられている側にも原因があるという人がいますが、貧困は誰かが悪いわけではありません。 いじめは学校だけど問題ではなく、家庭内や職場でも起こりうる問題です。本書を通じて、今一度いじめとは何なのかを考えさせられる本です。ちなみに、現代版の君たちはどう生きるかは、ポプラ社からも出ています。岩波書店版の方が少し難しいと感じる方は、ポプラ社の方が文字が大きく、振り仮名もついているので、読みやすいと思います。ちなみに、君たちはどう生きるかの対象年齢は、おおよそ10歳から12歳ぐらいで、小学校中学年ぐらいから読めるのではないかと思います。また、漫画 君たちはどう生きるかは、小学校中学年ぐらいでも読めるので、原書が難しい方はまずこちらから読んでみることをおすすめします。

 

 

小学生におすすめ 君たちはどう生きるかあらすじ 感想・まとめ

 

9位 かいとうゾロリシリーズ

 

かいとうゾロリシリーズは、1978年の発売から35周年を迎えました。かいとうゾロリと言えば、小学生なら知らない人がいないというぐらいの人気ぶりで、現役東大生100人のうち8割が小学生の時に読んでいた本です。 私も子供の本を借りて読む前は、ゾロリが悪巧みしながら事件を起こす話なのかなと思っていましたが、 実は夢あり、ロマンあり、友情あり、感動ありの子供を惹きつける物語だったのです。ゾロリの目的は「いたずらしよう」なので、確かに悪巧みとも言えますが、そこは誤解だったようです。また、かいとうゾロリは本だけでなく、アニメや映画も大人気のシリーズだということからも、子供に人気なのは疑いのないことでしょう。

 

小学校低学年おすすめ かいとうゾロリシリーズの魅力とは

 

10位 若おかみは小学生

 


若おかみは小学生は、令丈ヒロ子による児童文学シリーズで講談社青い鳥文庫から刊行されており、300万部以上の売上を記録しています。2013年7月までに全20巻が刊行されています。 イラストは亜沙美、 サブタイトルは花の湯温泉ストーリー。また、講談社の少女漫画雑誌「なかよし」で漫画が作品も掲載されています。 作画はおうちへいこ。単行本は全7巻が刊行されています。

若おかみは小学生がどんな話か、あらすじを簡単に紹介すると、小学6年生の女の子が交通事故で両親を亡くし、祖母の経営する旅館春野屋に引き取られます。旅館に古くから住み着いている幽霊少年のウリボウ、転校生の同級生でライバル旅館の跡取り娘真月らと知り合ったおっこは、ひょんなことから春野屋の若おかみの仕事を始めることになりました。基本的には 1話、1巻完結型ですが、寺子屋の同窓会 エピソード や思い出接客のエピソードなど 2時間以上にわたって続くこともあります。

 

ストーリー性があり読みやすい 若おかみは小学生は飽きっぽいお子さんにおすすめ

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