最近の脳科学研究の観点から、小さいうちから本を読むことは脳にとても良い影響を与えることが注目されています。
実際、東大に合格するようなお子さんは幼少の頃から本をたくさん読んでいたといった話もよく聞きます。
なので、少なくとも本を読むことは何かしら学力の向上に役立つのではないかと思います。
では勉強ができるようになるにはどんな本を読めば良いのでしょうか?
そこで今回は小学生のうちにぜひ読んでほしい東大生おすすめの本を紹介していきたいと思います。
東大生が子供の時読んだ本
以前テレビで現役東大生に子供の時に読んだ本という番組が放送されていました。
今回の記事では、その時の内容を踏まえてランキング形式で本を紹介します。
順位は私の独断と偏見によるものも含まれるので、本を購入する際の参考にして頂ければと思います。
一位 ハリーポッターシリーズ
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東大生が小学生のうちに読んでおきたい本として毎年上位にランクインしているのが、ハリーポッターシリーズです。
有名塾浜学園でも、小学4年生から6年生で人気の本の中にハリーポッターシリーズがランクインしています。
おすすめの理由としては、世界的な有名な児童文学であり、独特の世界観が子供の想像力を育てること、文章量があり、読解力や1冊読み終えた後の達成感を味わえることが挙げられます。
ページ数もあり、学年によっては内容を理解するのが難しい本ともいえますが、ぜひ一度試しに読んでほしい本です。
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2位 もも
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ももは、1974年にはドイツ文学賞を受賞。それ以降40年以上にわたって多くの人たちに読み継がれてきました。
また東大生や有名大学生の間で人気の作品です。
児童文学ではありますが、時間に追われて生活している現代の大人にゆとりの大切さや子供のころ持っていた感情を改めて思い出させてくれる名作なので、子供たちでなく大人にも読んでほしい一冊です。
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3位 ぼくらの7日間戦争
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昭和から令和の時代まで何世代にも渡って読み継がれてきた名作です。
思春期の中学生の生徒たちが廃工場に立てこもり大人たちに反抗するといった大人になってみるとなかなか現実では考えられないような内容ではありますが、そこが子供の視点からみれば共感でき、面白いと感じるところかもしれません。
私が勧めた時は、嫌々ながらよんでいた娘があっという間にその世界観に引き込まれ、面白いと言って一気に読んでしまったぐらいですから騙されたと思って読んでみるのもよいかもしれませんよ。
4位 きまぐれロボット
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星新一さんの本はショートショートという400字詰め原稿用紙10枚分ぐらいの短い小説なので、小学生には読みやすいと思います。
あっと驚くような展開が多く、時には皮肉だったり、ユーモアだったりバラエティ溢れる内容にいつの間にか引き込まれていくことでしょう。
星さんの作品は、私が中学生の時に教科書に掲載されているのを読んでから、今でも時々本を購入しています。
大人でも平凡な人生にちょっとしたスパイスを取り入れた人には読んでほしい本です。
5位 マジックツリーハウス
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マジックツリーハウスは、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどの授業で使用され、全世界で1億4000万部も売れている大人気の本です。
マジックは、英訳で魔法。ツリーハウスは、木の上の小屋という意味です。
物語の主人公である、兄のジャックと妹のアニーが魔法のツリーハウスを使って、時空旅行をする物語。
本の中限定ではありますが、時間を超えて世界中のいろいろな場所を訪れ楽しめるところが人気の秘密だと思います。
また、子供が本を読み、大好きな冒険の世界に引き込まれているうちに、いつの間にか文章力がアップしたり、地理や世界の歴史などの知識も身についたりします。
国語だけでなく、社会の勉強にもつながるまさに学習に特化した本と言えます。
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6位 それいけズッコケ3人組
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私が子供の時に人気のあったズッコケシリーズ。
大人の勧めで読んでみて面白いのでファンになったというお子さんも多いようです。
昭和の本なので令和の子供たちに合わないのではと思うかもしれませんが、意外に現代の子供たちにも通じるところがあるようですね。
大人がKindleで再度読む方が多いようですが、やっぱり面白いという感想が多く聞かれます。
ぜひ親子で読んでほしい本です。
6位「ダレンシャン」
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同率6位は、「ダレンシャン」です。
ダレンシャンとは、友達の命を救うために半バンパイアになった少年の名前で、そのダレンシャンの過酷な運命、壮絶な戦いを綴ったダークファンタジー小説です。
作者も主人公と同じダレンシャンで、ダレンシャンがいとこに見せるために遊びで書いていた小説が思ったよりも面白く、そのまま小説家になってしまったという少々変わった経歴を持っています。
日本では2001年~2004年まで刊行されシリーズ全巻で12巻、外伝1巻で700万部突破するほどの大人気の小説です。
一人一人個性がある人物像と、程よいブラック感のあるストーリーはある意味鬼滅の刃に似ているかもしれませんね。
騙されたと思ってぜひ読んでほしい一冊です。